ゲームの世界に入り込む斬新な設定
ドラクエ好きにとってはたまらない作品に映ったことでしょう。だって、あのゲームの世界に入り込んでしまうんですから。ちょっと癖のある街の人と会話を楽しんだり、鬱蒼とした洞窟に入って宝箱をゲットしたり、見た目の怖いモンスターを倒したり・・・
現実世界では味わえない体験ができるのですから。まるで未来のゲームの世界を見ているようでした。
とは言え、映画で描かれているのは、そんな生ぬるい話ではなく自分の命がかかっている真剣勝負。3回目死んだら本当に死んでしまうというもの。だから皆必死でゲームクリアを目指します。
その緊張感がまた最後まで入り込んでしまう面白さでもありました。
人格入れ替えがまた楽しい
他にも人格入れ替えが本作品の面白い点。現実世界ではオタクの彼ではマッチョなスキンヘッドに変身。けど中身はオタクの彼のママ。
極めつけは性別が入れ替わってしまった女の子。ギャル系なのにゲームの世界では中年の恰幅のいいおっさんに変身。けど、中身はギャル。
この姿と中身のギャップが様々なハプニングを引き起こして、それがまた作品を面白くさせてくれています。
人を殴ったことがないオタクが、ゲームの世界では怖いお兄さんをバッタバッタとなぎ倒し、仲間を窮地から助け出したり、現実世界では真面目女子がゲームの世界ではセクシーな女性に変身。男を誘惑して囮になるよう仲間に依頼された時は、中年のおっさんにしぐさや歩き方、男の誘惑する技を教えるシーンは、人格入れ替えならではのシーンです。
ゲームの世界はと言えば
彼らが降り立ったゲームの世界は鬱蒼としたジャングルの世界。ステージごとにお題が設定されクリアすると次のステージに進めるといもの。彼らの進行を妨げる生き物や同じ宝物を狙う悪役との死闘を繰り広げながらゴールへと向かいます。
途中、このゲームの世界に迷い込んだ彼らと同じ境遇のプレーヤーと出会うなど、まさにドラゴンクエスト見ているよう。
しかも、その彼、迷い込んだのは20年前。現実の世界では失踪したということで都市伝説化した人。それを聞いた彼らは、この世界に入り込んだことの怖さを知り、あらためてゲームクリアへの思いを深めていったのです。
で、最後は
ゲームの世界で、現実世界よりもイケてる人もいれば、そうでない人もいる。現実の世界ではアメフト選手ばりの体格のいい彼なんかはイケてない中年男子になったりとか。
最後に無事ゲームをクリアして現実の世界に戻ることとなった彼ら。けど、ゲームの世界に留まりたいという声もあったりとか。最終的にはどうなるのか、ぜひ作品をご覧ください。