航空券、ホテルでは当たり前
価格変動と聞くと真っ先に思い浮かぶのが航空チケット。繁閑の差が激しいこともあり、暇な時はグッとお安く。なので、この時期を狙って旅行に行くことに決めています。
あの大成功を収めたアパホテルも価格変動制をホテル業界に導入して、大きな成果を上げました。
今では追随する競合他社も多いとか。
で、今回のお話は、この価格変動制がアミューズメント施設にも導入されるということ。
しかもデズニーランドと並ぶ人気パーク、USJというのだから驚きました。
3ヶ月先までの価格を公表
USJで遊ぶとなると、これからは事前にネットで価格を調べるということが必要となってきそうです。
1月時点で7900円だった料金は、2月には8200円。春休みシーズになると8700円。んで、4月になると8200円とダウン。
といった具合に目まぐるしく金額が変わっています。
USJがこの価格変動制を導入した理由として「繁閑差の平準化」、「体験価値の向上」を挙げています。
後者はあまりにも込みすぎていると、USJの印象を悪くする。待ち時間だけが長くて、ちっともアトラクションを利用できなかった
そのような残念な体験をなくすためにも、料金を引き上げて入場規制をしているようにも見えます。
人気に陰りが見えにくいというメリット
愛知にあるレゴランドが、当初の強気な料金設定から入場料を下げた時に、やっぱり人が集まらなかったのかとか、人気がないんだなと受け手はそのように感じてしまうもの。
そんな人気のないアミューズメントパークに積極的に行こうというモチベーションも湧きません。
価格変動制ともなれば、このようなマイナスイメージがつきにくい。むしろピーク時の価格と比較して、得した気分も味わえるメリットもあります。
海外では野球の試合も
メジャーリーグでは、既に価格変動制を導入している球団もあります。
価格決定は試合直前まで待つというもので、金額は対戦相手の順位、天候などを分析して割り出すというもの。
ペナントレースも佳境に入り、首位決戦ともなれば価格は上昇すること間違いなし。
試合の価値を最大化するという意味でも、球団経営にとっては助かっているとか。
逆に優勝を望みが消えたような消化試合ではあれば、思いっきり入場料も安くなっているのでしょう。
まとめ
この仕組み、ITやAIの技術に進歩が大きく影響していることは間違いないでしょうね。
公共交通機関も、価格変動制を利用するようになるかもしれませんね。