精神的に病んでいるおばあちゃん
ある精神科医の先生が、ある企業の依頼を受け大株主を精神鑑定をすることになり、辺境な田舎まで足を運ぶことに。
まず応対してくれたのは姪っ子の女性。この女性も笑み一つこぼさない無表情で事務的な話っぷりに、どこか薄気味悪い感じ。
加えて鬱蒼とした屋敷内。怖さを醸し出す条件は十分に揃っている中で、いよいよ登場となったおばあちゃん。
黒装束を身にまとい、何かの霊に取りつかれている感じがプンプン。
言動もどこか浮世離れしており、精神的に病んでいるとおもわれてしまうのも仕方ないといった感じでした。
まるで迷路のような増改築
んで、お医者さんによる診察が始まるわけですが、とにかく話が噛み合わない。おばあちゃんの口をついて出るのはおばけのお話。
迷路のような増改築もこれ全ておばけが指示しているものだと宣う始末。
最初は頭が壊れたかと疑っていたお医者さんもある夜の出来事をきっかけに信じるようになりました。
真っ暗の書斎で机に向かうおばあちゃん。半分白目状態ながら、手元は常に動いており、お部屋のイメージ図が次々と描かれていたのです。
おばあちゃんいわく、彼女の身体を借りて、霊が増改築の指示を出しているのだと。
なので、こんな奇妙なお家に仕上がっているのだと。
てなわけで、おばあちゃんの精神状態は正常であり、奇怪な言動もこれ全て事実に基づくものだったのです。
ついに正体を表した首謀者
そのおばけの中でも、特に手を焼いているのが、ある青年おばけ。
驚いたことに、この青年、ずっと精神科医の先生の世話役としてずっとそばについていたのです。
自分の身にも何か不幸な事が起きるのではと不安になります。
というのも、これまで数名がこのお化けに命を奪われていたのです。
姪っ子の息子は、彼に精神を乗っ取られ飛び降り自殺を図ったりおばあちゃんに銃をぶっぱなしたりとやりたい放題。
身の危険を感じたおばあちゃんは先生の手も借りて、彼をあるお部屋に閉じ込めることに。
果たしてこの作戦がうまくいくのか、そしてウィンチェスターハウスに平穏な日々を取り戻せるのか是非ともご覧いただきたい。
今なお実在するって・・・
この事件が起きたのが1900年代初頭。今からおおよそ100年前ですが、今なお、この屋敷が存在するというのには寒気を感じました
派手な恐怖心はないのですが、この屋敷内の湿気、鬱蒼した雰囲気が怖さを増長させ、久しぶりに怖っと思わせるホラー映画に出会いました。