コロナ禍で5月も減産
いつまで続くだよ、コロナ騒ぎ。自粛疲れでストレスたまりっぱなしで、はけ口は安倍首相。
といった具合に、誰しもが個々最近、イライラがマックスの状態に近づいているのではないでしょうか。
経済活動も停滞し、日本経済を支える自動車業界もご多分に漏れずコロナ騒ぎの影響をモロに受けています。
トヨタは4月に続き、5月も減産も早々に発表。生産台数は当初の計画の6割。ほぼ半分といってもいいでしょう。
日産もこれまた減産。国内の工場を一時停止して減産に対応するとか。
最大手どころが、この状況ですから、他の自動車会社も軒並み減産といった状況です。
工場が止まる3ステップ
減産となる場合、稼働時間を調整したり、日当たりの台数調整などもありますが、手っ取り早いのは工場の稼働停止。
ラインを止めたら死活問題と通常運転時は、あんだけ必死なのに、あっさり工場停止してしまうのはちょっと拍子抜けな感じがしてなりません。
で、この工場が止まるには3つのステップがあるとのこと。
トヨタ社長いわく、まず受注減、次いで政府による要請。今回の騒動はこれに当たるでしょう。で、最後に部品欠品。
今回のコロナ騒動を受けて、工場が止まるステップの2段階目に該当するわけです。
裏を返せば、外出自粛が緩和されれば、工場は再び正常運転するわけですが、それを無事迎えるためにも、周到な準備が必要になります。
肝となるのは部品調達
自動車メーカーが減産をするということは、サプライヤーも同様、減産を強いられるわけです。その数は数万社にも及ぶわけです。
はい、今日から工場稼働しましょうと言っても肝心の部品が全く供給されないともなれば、せっかく政府からの解除命令が出てもすぐに動けない事態を招くことになります。
既に海外から部品調達しているすスズキや、トヨタも部品供給が滞っているため減産を余儀なくされています。
先行き見えない中の計画
中国ではコロナ騒ぎは収束し、工場が正常稼働したという報道を聞きますが、生産数は通常に比べるとまだまだ少ないというのは、部品がまともに供給されていないからでしょう。
部品会社への発注は数ヶ月から半年前に発注が一般的。が、今のこの状況では、いつコロナ騒ぎが収束するかが全く見えない。
ある意味、ギャンブル的な要素をはらんでいますが、ある程度の予測を立てて生産台数を計画し、在庫過多も受け入れる覚悟が必要になってくるのでしょう。
裾野の広い産業だけに・・・
自動車業界は裾野が広く、日本経済を支えているといっても過言ではないでしょう。
ある意味、日本の景気を左右する立場にあるのかなと。
その判断が、景気左右をするとは、中の人は相当な重圧でしょうね。
加えて、自粛疲れでストレスは溜まる一方。心中お察し申し上げます。