出だしからつまづきっぱなしの悲劇
第4の勢力として期待の高かった楽天の携帯事業参入。既存の3キャリアも戦々恐々としていたはず。
なのに、基地局設置が遅れに遅れサービス開始時期がズレにズレて、ようやく開始と思ったらコロナ禍で開店休業状態。
といった具合にトラブル連続で、幸先の良いとは言えない船出となりました。
悪いことがここまで続き、今が底の状態。ここからは上昇基調に転じるとひそかに期待しているのは僕だけでしょうか・・・。
まずは格安ケータイからの乗り換え促進
まず利用者獲得で目をつけたのが、既存の格安ケータイユーザー。
その数、約230万。まずこの人達の移行を促すため、ワンクリックで乗り換えるようにしました。
サービス開始間もないこともあり、乗り換ユーザーはまだ少ないですが、1年で70%、140万人ほどを移行を目指しています。
伸びしろありありでしょ。楽天会員
続いては、楽天会員の乗り換え。日本最大と言っても過言ではない会員数。その数1億というのですから、期待も高まります。
現在、楽天モバイルの契約者のほとんどは非楽天会員。ということは、楽天会員がサービスを利用するとなれば、鬼の勢いで利用者を獲得できると思います。
三木谷社長いわく、損益分岐は700万人とのこと。まず1年で既存ユーザーの乗り換えを進めて140万人を獲得。残り560万人を楽天会員で賄うという算段でしょう。
既存ユーザー230万件も4年かけて獲得したことを理由に、700万人は難しいのではという声もありますが、個人的には4年も待たずして到達するのではと踏んでいます。
そのためにも、ポイントの大盤振る舞いが不可欠。
楽天会員の性とでも言いましょうか、ポイントに釣られて、ゴルフ、旅行、銀行を全て楽天に切り替え。証券会社も楽天しちゃおうかなと検討中。
楽天モバイル利用で、とんでもないポイントを設定してくれるのであれば、2台目という形で真剣に考えてみたいと思います。
携帯事業よりも期待高まるシステム外販
楽天の携帯事業で注目しているのが通信システム。むしろこちらの方が魅力を感じます。
世界的にファーフェイと欧州系の通信会社が独占している通信システムの中で、楽天の通信システムが世界的に広まれば、日本発の通信システムが世界で使われるようになります。
今後、国内での実績を積み重ねていき、多少のトラブルはあるでしょうが、それらひとつひとつ潰していけば、信用も高まり、ウチもウチもと手を挙げる企業が増えることでしょう。
数年後には大化けするかもの期待
てなわけで、登録者数にしろ通信システムにしろ、将来的には大化けするのではと踏んでいます。
マジで大化けして欲しい・・・。