知的障害を持つ息子が・・・。
20歳を過ぎてもこれ以上もないほどの愛情を注ぐ母。貧しい暮らしを耐え忍ぶことができるのも息子のおかげ。
が、その息子殺人事件の犯人として逮捕される事態に。
知的障害を患い、濡れ衣をかぶせられた格好の息子。母は人を殺めるような子ではないことは百も承知。
てなわけで、必至になって息子の無実を晴らすべく警察に駆け寄ったり真犯人探しに奔走します。
幼馴染のお友達が怪しい・・・。
まず目をつけたのが息子の幼馴染。知的障害の息子の唯一のお友達を言ってもよく、彼がいじめられれば我先にいじめた奴を徹底的に痛めつける。
そんな好青年なのに裏では息子を利用しているのではないかと・・・。
彼の自宅に忍び込み、クロゼットから出てきた血糊つきのゴルフクラブを発見。母は彼が真犯人に間違いなしと警察に駆け込むも結果は白。
血糊と思われたものは口紅の後だったようで、あらぬ嫌疑を欠けられたお友達はショックを受けるも母と一緒になって真犯人探しを始めます。
殺された少女周辺を調べると・・・
このお友達の助言で、殺された少女の周辺を調べ上げることに。周辺情報を聞くと、この少女、色々と問題ありの子で、貧しさからか売春まがいのことをしていたのこと。
母は、真犯人は少女と寝た奴に違いないと断定。少女が必ず相手の写真を携帯電話で撮影したことを突き止め、彼女の携帯電話探しを進めます。
少女と寝た男共も、この携帯探しを血眼になって捜索中。ならば彼らをとっ捕まえて、少女の情報をさらに引き出そうと幼馴染の男の子が一肌脱ぎます。
相手は少女と同級生の高校生二人。彼らを監禁してフルボッコに。そこで得た情報を元に彼女の自宅へ。
ついに発見。少女の携帯電話。
認知症のおばあちゃんをうまく言いくるめて携帯電話をゲット。携帯電話には複数の男性の写真がありました。
既に収監されている息子に、一人ひとりの写真を見せるとある1人の男性に見覚えがあるとのこと。
その男性とは息子が逮捕された当日に傘を譲ってもらった人。早速、彼の仕事場に自治体からの派遣スタッフを装い訪問。
えっ、まさかの急展開。これぞ韓国映画
そこで彼から聞かされた内容とは息子が少女を殺して死体を天井まで引き上げるというもの。
えっ、犯人は息子だったの?と母親以上にビックリした僕。息子は記憶が飛んでしまう障害を抱え、その時の記憶がぽっかりと抜け落ちていたのです。
この話を聞いた母は息子を守るべく、その男を撲殺。
そして刑事さんも、昔からお世話になっている母親が不憫に思ったのか、偽の犯人を仕立て上げ、息子は無罪放免。釈放となったわけです。
釈放された息子との食事中の会話で、なぜ犯人は死体を屋上に、しかも住民の目に留まる用な場所に放置したのか。
その理由はひと目につけて救急車を呼んでもらうようにしたんだろうとポロリ。この話を聞き、母はさらに胸を痛め、息子が殺めたことを確信したのです。
それにしても、毎回韓国映画には見事に裏切られるというか、素人では想像つかないエンディングに驚かされます。
これだから韓国映画はたまりません。