コロナ禍で東京一極集中がなくなりつつある
昔は都内に家を持つというのを夢を持つものの、身の丈に合った住まい選びを選択し、その多くは郊外。電車に揺られること2時間近くの通勤地獄も念願のマイホームを持つことで、何とか我慢してきました。
が、コロナ禍化により在宅勤務が普及するにつれ、郊外に住まいを持っていたことが正解という現象が起きつつあります。これまで都内に住んでいた人も、自然あふれる田舎に引っ越しするなど、動きが活発となり東京からの転出が増えたというようなニュースも見ました。
これまで東京一極集中はよろしくない、分散しないと駄目よと国も声を上げていたものの、自浄作用が働いたのか、国民自らが自分たちの意志で図らずも国の要請に従う格好となったわけです。
麻布、青山、赤坂、六本木の高級マンションが人気
東京からの流出が増える一方で、トレンドが郊外住まいかと思いきや、一方では超がつくほどの値段にして約2億円から8億円もする高級マンションがバカ売れしているとか。
特に人気なのが麻布、青山、赤坂、六本木の高級マンション。需要が今後も伸びることを予測して野村不動産では、高級マンションに特化したブランド、レアリアを立ち上げたほど。
尖ったブランドを立てることで、ピンポイントで顧客を探し当てられやすくなるということで、全くもって理に叶ったブランド戦略だと思います。
一体誰が買うの2億円以上もするマンション
では、このご時世で2億円以上もするマンションは誰が買うのか。身近なところで言えば夫婦共働き層が想起されますが、2億円以上ともなると彼らでも手が出ないとか。
購入者は地方の富裕層や弁護士など士業に携わる人が目立つとか。
地方の富裕層と言ったら恐らく企業のオーナーさんとかなんでしょう。何気にお金持ちの人が多いんだなと感心しました。
これも本業一本では不安なので、投資にも手を出しておいた方が良いという判断が働いたのかと思いきや、どちらかというと個人的な資産管理という意味が強いようです。
マンション購入は節税対策の一環
高級マンションをローンを組んで購入することで、相続する資産を圧縮する節税効果が期待できるというもの。当然リーセルバリューの高い物件の人気が集中するとのことで、先に挙げた六本木、青山近辺の需要が高いのが納得が行きます
海外投資家参戦でさらに逼迫する恐れも
今現在、高級マンションの売れ行きは絶好調。既に購入済みの富裕層も中々手放さず、市場は玉不足状態が続くとか。
この先、現在活動を休止中?の海外投資家が、これまでのように日本の不動産漁りを始めれば、さらに需給は逼迫し値が上がること間違いでしょう。
東京を出る人もいれば、一方で投資目的で入る人もあり、この先もこの2極化が続いていくような予感がします。
自分には全く無縁の世界ですが、投資商品に不動産を持てる富裕層には憧れちゃいます。