格安スマホの台頭に見る既得権の崩壊
SIMフリーが義務化されて、日本でも端末の乗り換えが自由になりました。SIMは格安のものを使って、端末はドコモ。なんてことも。ということで既存の3大キャリアが安穏としてられない。全国に張り巡らした通信インフラを新興のスマホ会社に貸し出すビジネスに力を入れていかないと厳しいかも・・・
都市ガスの命はパイプライン、発電会社の送電網
格安スマホも既存キャリアの回線網を借りて商売しているわけですが、これって電気、ガスにも言えること。ガスを例にすると、首都圏には東京ガスが敷設したパイプラインが張り巡らされています。新規参入組みはこのパイプラインを借りて商売するわけですが、これが高い。なので商売にならず東京ガスの1人勝ち。スマホとはちょいと違うようです。
電力・ガスの小売自由化でどうなる
2016年に実施予定の家庭向けのガス、電気小売自由化。これにより料金規制が撤廃される。加えて新規参入も増えるということで、今よりも料金がグーンと安くなる可能性もあり。
ソフトバンクガス会社もありえる話かも。
新規参入では異業種からの参入も十分考えられる。既に自然エネルギー関連ビジネスを立ち上げているソフトバンクなんかは、スマホと連携したサービスなどが期待できる。アプリで使用量が見えたり、タイムセール、ガス機器のリモート操作などなど・・・。
まとめ
設備を持っている会社がだけが利益を享受できる、そんな時代の終焉を感じました。プレーヤーを増やし、サービス、価格の両面で質を上げるのはいいこと。となると既存勢力は設備の貸し出しビジネスに力を入れていく必要に迫られるのでしょう。
日経ビジネスNO.1750より