まさに戦国時代
ドイツ、インドとIoTの実例を見てきましたが、アメリカでも当然ながら普及に向けた動きがあちらこちらで。様々な企業が連携した団体がいくつも。まさにIoTの戦国時代。
で、今回はいくつかの団体を紹介していきます。
産業分野に特化した団体、インダストリアル インターネットコンソーシアム
主に産業向けのIoTの普及を目指した団体。メンバーの顔ぶれが業界を代表するような企業ばかり。GE、IBM、インテル、AT&Tなど。産業分野では、この団体が本命でしょう。
消費者分野のオールシーン・アライアンス
主に消費者向けのIoT普及を目指した団体。メンバーにソニー、パナソニック、シャープなど家電メーカーが参画しており、家電間の連携を目指しています。
GoogleもIoTフィルードに参戦
他にもGoogle主導の団体もあり、主に消費者向けIoTの普及を目指しています。強みはスマホのOSを握っている点。機器連携のリモコンとなる心臓部を抑えているのは大きなアドバンテージです。加盟団体数は10社と、オールシーン・アライアンスのそれに比べ規模は1/10なものの、この先台風の目になるのでは?
一匹狼のアップル
各企業が団体戦で挑む中、1社で熾烈なIoT市場に打って出るのがアップル。iphoneで家電を操作できるHomeKitなるものを発表したばかり。iTunesの成功で音楽市場で革命を起こした実績もあり、今後の動向に目が離せない状況。
IoT市場を制覇するのは?
まさに群雄割拠の状態ですが、注目したいのが消費者向け分野。機器間連携と言っても、助かる~的なサービスを提供できるところが残るのかなと。ビッグデータを活用して、このような利用パターンであれば、ここのようなサービスがお勧めとか。
となると、ビッグデータを持つ企業が強さを発揮するのでは?と思うわけです。まだ正式参加を表明していないamazonが、もしかしたら、もしかしたらで・・・。後発ながら一気に市場を席巻しちゃう。
んなことが起こるかも・・・
日経ビジネス no.1773