内需産業から脱皮、「住宅産業の今」

アジア住宅・不動産

先細りの内需

少子高齢化ということもあり、住宅産業の未来は厳しい予想ばかり。年間の新規住宅着工数は今後90万戸から減り続け、2025年には62万戸と激減。内需依存では未来はないという所まで来ています・・・。

海外に目を転じれば・・・

国内だけ見ていると厳しさだけが際立ちますが、海外に目を転じれば、世界の住宅建築件数は年率3.2%増で拡大。2018年には6200万件に達し、これは日本の約70倍に相当するそうです。

アジア

海外での実績もチラホラ

家そのものを輸出するのは難しいけど、海外に工場を建てて、海外進出する企業がチラホラ現われています。それを可能にしたのが、ユニット工法なるもの。ユニット別に工場で生産し、現場で組み立ててれば終わり。まるでレゴブロックのようにパーツ同士を組み合わせれば、お家が出来上がるというもの。

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アジアで頑張るハウスメーカー

積水化学のセキスイハイムはタイで、順調に契約を伸ばし、2015年には完全黒字化もみえてきたとのこと。工場見学も大盛況で、来場者が、その様子をSNSで公開し、口コミによる広がりが半端ない模様。

ところかわってマレーシアでは、パナホームの頑張っているようで、中間層を取り組むべく、新商品を投入。価格面でも現地企業と十分勝負できる価格帯まで下げたようです。

注文住宅の隆盛

これらの事例のほとんどが注文住宅。土地と建物を別々に購入。土地と建物が1パックの建売住宅と違い、コスト高になるにもかかわらず人気が高いというのは、日本品質を正当に評価しているからでしょう。

それにしても、アジアの方々の所得が上がっていることに驚き。アジアの人にとってマイホーム購入は、それほど浮世離れした話ではないのかも。

日経ビジネス NO.1780より

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