販促よりもエンゲージメント
企業とユーザーのエンゲージメント確立を地でいくような取り組みをしているJTB。HISや近畿日本ツーリストなどの競合が多い中、日経BPコンサルティング調査の消費スコアにおいて同業の中で首位を獲得。
その原動力となったのが販促よりもエンゲージメントを重視した投稿内容。
行ってみたいを刺激
例えば、旅行先の息を飲むような自然の風景写真や地方ならではの催事ごと写真を掲載。あるいはJTBの企画した旅行の様子を掲載するなど。見た人が、私も行って見たいと思わせるような工夫が随所に盛り込まれている。
専任チームを結成
なかなか長続きしないFacebookページの運営。どの企業も最初に立ちはだかる大きな壁ですが、JTBの場合、Facebook事務局を立ち上げ毎月1回会議を実施。
ここに、ネタを持ち込み掲載ネタを検討。今では書く部署から様々なネタが集められており、ネタは尽きないという印象。
やっぱり長く続けるには、専任チームを置いて運営していかないとネタはもちろん、質も低下。結果、ファン数の低下に陥るのでしょう。
販促の誘惑はあるけれど
ネタが枯渇すると、当初の決め事は崩壊するもの。エンゲージメント重視と言っときながらいつしか販促ネタが投稿されるFacebookも散見される。
が、JTBは、そんな誘惑にも一切負けず当初のコンセプトを貫いているのだからすごい。
企業投稿ページがリーチされにくい中、消費者に見てもらうには、消費者自身が能動的にファンページを見にこない限り見てもらえない。
となると、いかに投稿記事の質が問われる。面白ければ必ずや見にいくだろうし・・・