自前主義の傾向が強かったけど
一昔前までは、トヨタと聞くと自前主義の傾向が強く移りました。内製化することでコストを削減し、強いコスト競争力を生む。
けれど、富士重工の提携やら、BMWとの提携、最近ではマツダとの提携と立て続けに外部の力を借りて成長していこうという印象があります。
技術進歩が早いだけに時間を買うということなのか、それとも外部との連携で社内の意識改革を目指しているのか・・・。
お相手のマツダと言えば・・・
多チャンネル戦略が失敗に終わり、フォード傘下になったマツダを知っているだけに、今の快進撃を続けるマツダは奇跡。
2000年初頭のアテンザ発売から、ジワジワと存在感を高めていった印象を持ちます。
特にデザイン面では、海外の評価が高くブランドアイデンティティとでも言いましょうか、五角形のグリルイコールマツダというのも自分の中では定着した感じがあります。
環境技術百花繚乱
次世代の環境技術と言えば、国内ではハイブリッド。言葉の響きからして、環境に優しいエンジンと想起しちゃうほど浸透している感じがします。
が、欧州となると話は別。ディーゼルエンジンが50%以上を越すなど環境意識の高い欧州では支持されています。二酸化炭素の排出量が少ないですからね、確かに環境に優しいエンジンでしょう。
トヨタも欧州ではディーゼル
欧州市場でトヨタもディーゼルも販売していますが、そのシェアはイマイチ芳しくありません。加えて、環境規制の厳しい欧州。求められる技術も相当高いようです。
EURO6をクリアしたマツダの技術
厳しい環境規制「EURO6」をクリアしたのがマツダ。排気量1.5リットルで小型・軽量化にも成功。ということで、トヨタはマツダと手を結び、ディーゼルエンジンを強化。欧州攻略に打って出るということになったわけです。
デザインは、ヴィッツなのに積んでいるエンジンはマツダ製のディーゼルエンジン。なんて商品も考えられます。
欧州で販売するのも良いですけど、ぜひ日本国内でも販売して欲しい。
他にもあるよ提携ネタ。
ディーゼルエンジンの強化の他にも、北米においてもマツダとの提携が行われています。トヨタが北米で展開するサイオン。若者をターゲットにしたブランドですが、ここ最近は低調気味。
そこで、白羽の矢が立ったのがマツダ。初のコンパクトセダンとして、マツダからOEM供給を受けることに。
デザインという面でも、外部の力を借りる。自前にはこだわらない潔さを感じます。
富士重工との提携にもビックリ
マツダとの提携よりもビックらこいたのが富士重工との提携。共同開発のクルマなんて、当時は夢のような話だったことを記憶しています。
86の発売で、スポーツカー市場も活性化されたし、クルマ業界全体を盛り上げるという意味では、意義ある提携だったと思います。
この先の提携相手は
自前主義を捨て、外部の血を取り入れてさらに成長を加速させるトヨタ。となると、この先、まだまだ提携先メーカーもあるのでは?と。
勝手な予想になりますが、欧州のダウンサイジングエンジンは魅力。トヨタのハイブリッドエンジンとこのエンジンの混血となれば走りもエコも両立できる究極のエコカーが誕生するのではと期待が膨らみます。
となると、目下最大のライバルVWhttps://charizm0407.com/wp-admin/edit.phpかになってしまうのですが、ライバルとも提携してまうようなことがあれば、個人的にはさらに自分の中では男前企業として映るのですが・・・。