百花繚乱の動画配信
動画配信サービスがザワついています。最近サービスを始めたネットフリックス。本国では人気の動画配信会社とのことで、黒船来襲なんて大げさな言葉が飛び交っています。
とは言うものの、既に動画配信サービスはいくつかの会社で配信されています。デバイスを選ばず視聴できるということで一時期話題になったHuluや老舗ドコモのdTVなど。
そんな手ごわい相手がいる中、巨人アマゾンも動画配信サービスに参入しました。
破格の料金体系
鳴り物入りで日本に参入したネットフリックス。月額が約700円。Huluがちょい高めの約1000円。老舗ドコモにいたっては約550円で最安値といった感じです。
で、気になるアマゾンが月額約300年ちょっと。後発組みだけにまずは価格で勝負といった所でしょう。
遠い昔にiモードの有料サイトが月額300円だったのを記憶しています。提供されるサービスに雲泥の差があるので、コスパはむちゃくちゃいいでしょう。
低価格のからくり
アマゾンがこの低価格を実現できたのは本業のECとセットで考えられているから。動画を観るには有料会員が必須。動画をきっかけに有料会員を増やし、ECサービスも活用してもら。
ドコモの約550年も通信料金とセットで考えられた金額かと思います。動画を視聴すればそれだけ通信量は発生しますので
後はコンテンツの充実か
価格面の他に競争力をつけるとなればオリジナルコンテンツの充実。ネットフリックスは確か又吉先生の「火花」のドラマ化を決定したし、Huluも日テレと組んでオリジナルコンテンツを制作する感じ。ドコモにいたっては既にオリジナルコンテンツの制作が実績があります。
で、アマゾンはと言えば、本国ではオリジナルコンテツ制作の実績はあるものの、日本でのオリジナルはまだ未定。
米国とは違い放送局の強い日本ですが、接触はまだなされていない模様。日本で成功するには放送局とのタッグが不可欠とも言われていますが、この先どうなることでしょう。
サービス選びはブランド力
広義で言えば、WOWOWも動画配信サービスのひとつ。10年以上もお世話になっています。映画、スポーツ、ドラマ、演劇など多用なコンテンツを展開しています。解約しないでこれたのもWOWOWのコンテンツ選びがいいから。
映画ひとつにとっても、バイヤー的な人がいて、聞き映画ばりの能力を発揮しているのでしょう。たまに外れはありますが良作の方が多い気がします。
なので、動画配信サービスが能動的に関与して作品を選らんで配信した方がユーザーもつくと思います。作品ひとつを取り上げるのも、俳優でくくったり、ジャンルでくくったり、年代でくくったり。そういった企画がその会社のブランドを際立たせていくと思います。
何はともあれ、10年後には、動画配信会社も2-3社位に淘汰されているのでしょう。