活発化する自動運転
今、盛んに世界中の自動車メーカーが自動運転車の開発を進めています。例えばベンツでは手を離した状態で高速道路を走行できる公道試験を実施したり、BMWもクルマが自ら駐車場まで行ってクルマを駐車する夢のような機能が市販モデルで登場されるとまで言われています。
部品メーカーで初
この自動運転車に関する公道試験は完成メーカーに限った話ではありません。部品メーカー、コンチネンタルは2012年に公道試験を開始。2014年には日本でも試験を実施済み
さすが自動運転車のキーマンとなる部品メーカーだけであって、やることが斜め上を行っています。
が、コンチネンタルの凄さはこんなレベルではありません。自動運転車普及後を見据えた試験も着々と進められているのです。
自動から手動への切り替えが大事
自動運転と言っても走行中に予期せぬトラブルに見舞われることもあります。鹿の群れが道路を横断していたとか。倒木で道が塞がっていたとか、はたまた突発的な道路工事などなど
このような時、自動運転車はドライバーに瞬時に危険を知らせ、手動運転への切り替えを通知するわけですが、この切り替え実験を既にス進めています。
例えば音や振動だけでなく、映像や光など様々な警告をして、ドライバーに気づき与えます。ドライバーも自動運転にあぐらを書いて、居眠りしているかもしれませんし、その時々で状況が異なります。
ドライバの今の状態をセンサーなどで検知して、最適な警告方法をチョイスして、ドライバーに知らせるというのです。
目覚まし時計でもなかなか起きないような人には、激しい目覚しい音とシートの振動などでたたき起こしたり、そんな厳しい警告方法も時にはあるのでしょう。
一歩先行くコンチネンタル
完成車メーカーが自動運転車の開発に力を入れている中、もう少し先の未来を見据えている感じがします。この先もコンチネンタルが、この分野では先頭を走っていく、そんな気がしました。