未来に行きたい衝動が止まらない
何の変哲もないただのバッチ。昔の駄菓子屋に行けば100円出せば帰るような代物。けど、こいつに触れたら未来都市に飛んでいけるとなったら話は別。そこはまさに鉄腕アトムに出てくるような世界で、空飛ぶクルマがバンバン走っているし、未来の地球を見ているよう。
この取るに足らない雑貨が、ものすごい機能を持っているというのが男のロマンをかきたてる。
徳川埋蔵金と同じ匂いがして心臓バクバク。
人型ロボットは救世主
その未来都市の名前がトゥモローランド。その世界で暮らす人型ロボットアテナはちょいちょい地球人をトゥモローランドへ招きます。
最初は男の子。
目的は地球を救うため。彼らトゥモーランドの住民は、地球があと数日で崩壊することを知っています。
これを回避するため立ち上がったのが人型ロボットアテネ。
トゥモローランドの人としては地球滅亡やむなし。救済する意思なし。
だから、アテネが地球を守るという目的で連れてくる日本人は邪魔でしょうがない。
なので、ひと思いに殺してしまえとなるわけです。
飛んだトバッチリのケイシー
人型ロボットアテネが次に選んだのが、女の子のケイシー。こいつは見込みがあるとばかりに彼女の私物にこっそりとバッジを仕込ませ、トゥモローランドに招き入れようと画策。が、失敗に終わり、バッチとは異なる手段で、トゥモローランド行きを目指します。
が、トゥモローランドとしては、彼女が来るのは迷惑千万。あの手この手で妨害にかかります。ざっくり言うと暗殺です。
ディズニーワールド全開の夢の様なレーザー光線銃やら時間を一時的に止める特殊な装置など、夢のある兵器がこれでもかとばかりに登場。そのアクションシーンを見ているだけでも見応え充分。
パイセンと共にトゥモローランドへ
遠い昔、アテネに連れられたトゥモローランドを訪れたジョージ・クルーニーの助けを借り、エッフェル塔地下に眠るロケットでトゥモローランドへ。
このシーンも空想好きにたまりません。
エッフェル塔の地下に未来都市行きのジェット機が隠されていたのですから・・・
無事、ジョージ・クルーニーとトゥモローランドにたどり着くことのできたケイシー。トゥモローランドの人とひと悶着ありましたが、無事地球滅亡を回避することに成功。
地球からやってきた2人の男女によって新生トゥモローランドがここに誕生してハッピィエンドとなりました。
この作品で、あるイメージを見せられるとそちらの方向に行動が引っ張られるということ。地球滅亡のシーンを見せられることで、人間が無意識にその方向にのめり込んでいく。それを逆手に取っていいイメージを送り続ければ、その方向に進むでしょうと。
そうゆう感じで地球滅亡を回避した(と思います。)