会長退陣でどうなるオムニ戦略
鈴木会長が一線を退き、肝いり事業のオムニチャネル戦略が今後どうなっていくのかは、誰しも興味がある所。
先行者としてはAmazonやら楽天がいますからね、状況は非常に厳しいというのが僕の見立て。
けど、日経ビジネスの鈴木会長のインタビュー記事を読み、深い所まで考えているんだなと。
コンビニに銀行やら、セブンプレミアムも、当初は難しいとも言われるも導入したら大成功。コレ全て鈴木会長の肝いり。
と考えると、オムニチャネル戦略も成功するのでは思っちゃったり。
インビュー記事の中で、僕の心に響いたコメントを中心に、オムニチャネル戦略とはこうしたらいいんじゃないをカンタンにまとめてみました。
今の姿しか見ていない
このコメントは、かなり心に響きました。というのも、コンビニ時代は終わったという風潮に対し、鈴木会長いわく「市場が飽和してコンビニ時代が終わったと言われるでしょう。スーパーや百貨店がそうだったように。でもそんなこと誰が決めたんだ。そうゆうことをはコンビニというものに対する知識を持っていない人が言うんだよ。今の姿しか見ていないんだ」と。
例えば、シニア世代がこれから膨張する中で、もしかしたら郊外の大型デパートまで足を運ぶのが億劫になる。ならば徒歩で2分のコンビニで買い物を済ませようと。
そういった思考の人が今後増えていくようであれば、さらにコンビニが必要になってくると思いますね。
単なる通信販売じゃない
「今あるネット通販のやり方のままだったらすぐに行き詰まる。多くのネット通販会社なんか、実態は物流会社みたいなもんでしょう」
「オムニチャネルとは新しい商品を作って、リアルとネットの両方で売ること。そうすればマーチャンダイジングの規模は大きくなる。オムニチャネルの基本はマーチャンダイジング、要するに商品開発なんです。」
これを僕的に解釈すると、オリジナリティ溢れるセブンならではの広く取り揃えた仮想空間ショップの立ち上げだと。
今の姿でそれに近しいものはないんでしょうけどね、例えば人工AI式のロボットが、セブンイレブンのレジカウンターの並びにあるとします。ちょうどドーナツの容器がある所。
んで、ロボットの口にnanacoのカードを差し込むと、購入履歴を元に、オムニ7の中から必要とされている商品をオススメしてくれる。リストアップされた紙が出力され、それを持って店内を回ればOK。
夕飯の食材選びは面倒。ロボットにそれを委ねれば、健康に配慮した食材を店内、ネット空間からピックアップしてくれる。
であれば、オムニチャネルもありかなと思いますね。
付け加えるならば、そのロボット、ちゃんと対話しくれる機能付き。
となると、携帯ショップの窓口みたいにコンビニのレジ周りも変化していくんでしょうかね。
まとめ
今起きている事象からしか物事を発想できない自分にとっては目からウロコの言葉ばかりで、気付かされる点がいくつも。
通信販売も今の姿から発想してはダメなんですね。勉強になりました。