元を正せば火薬製造メーカー
デュポンの成り立ちは、火薬製造メーカーで、当時は南北戦争などがあり、ウハウハ状態だったのですが、第一次世界大戦の終戦を契機に、立ち行かなくなり泣く泣く人員削減を実施したそうです。
GMも昔はデュポンの傘下
で、どうしたかと言うと、火薬製造で培ったノウハウを活かし、合成皮革や樹脂、塗料、染料の分野に参入。後にストッキングを生み出すという功績を残すことに。また、これらの技術と親和性が高いことからGMを傘下に収めていた時期もあったそうです。
そして、脱化石への転換
化学製品のコモディティ化、そして地球環境問題をきっかけに、それまでの事業とは真逆の脱化石燃料会社へと舵を切るわけです。で、稼ぎ頭のテフロン事業を分社するという勇気ある決断を断行。脱化石路線を推進するという強い意志が感じられます。
まとめ
100年先を見据えて、事業ポートフォリオを組み替えていく様は、200年企業だから成せる技かなと。20年後、30年後に振り返った時に、あの決断は正しかったということになるんでしょうね。きっと。
日経ビジネスNO.1743より