アパレル系ECサイトの救世主、ローソン

ダンボール化学&繊維業界

返品な悩むAmazon出品者

以前、このブロブでも触れまし「Amazon出品者による返品地獄」のお話。

中には競合他社らしき購入者も含まれているようで、大量に注文した商品を返品するというとてつもない嫌がらせもあるとか。

これでは商売上がったり。売れたと喜んだのも束の間、その売上がなかったことに・・・なんてなるのですから、当事者の精神的ダメージは計り知れないものがあります。

アパレル

とは言え、返品は便利なシステム

が、この返品システム、利用者にとって大変ありがたいサービス

僕もAmazonの返品サービスを利用しましたが、洋服や靴などの身につける系はどうしてもサイズが合わないのではといった不安がつきまといます。

それを払拭して購入意欲を高めてくれるのですから、返品サービスは、ある程度、必要なサービスなのかなと。

スーパー

返品可が売上アップの秘訣だと

アパレル系のECサイトでも、返品サービスを展開することで売上が拡大したという所も。

アパレルECサイトのロコンドでは2018年の平均出荷単価が1万円を超え、最大手のZOZOTOWNのそれを上回る実績を上げました。

同社では2011年からサービスを開始してから、99日間の返品を受け付けてくれるという太っ腹の返品システムが利用者に大いに受けたとも言えます。

が、返品率がとてつもなく上昇したものだから今では21日間と大幅に返品受付期間を短縮していますが・・・

ダンボール

返品率42%でお手上げ状態

ロコンドが返品期間を短縮したのも、返品率が50%に迫るという異常事態が発生したから。

出荷した商品の半分が戻されるとなると商売の目処がつきません。

しかも返品には余計なコストも発生する。ロコンドだけではなく、他のアパレル系ECサイトもこの返品によるコストがかなり負担になっているのです。

ローソンが一肌脱ぎますよ

そこに目をつけたのが三菱商事ローソン。ローソンに商品を配送するトラックを使い、帰りの空車を使い、返品された商品を運ぶというもの。

これまでの物流コストに比べるとコストダウンが実証され、正式にサービスを開始しました。

ローソンにとっても来店機会が増えてメリットもある。

既にエアクロゼットショップリストロコンドが本サービスの利用が決まっているようです。

返品

返品が負担にならない仕組みづくりが必要

返品コストの軽減ということで、返品システムによる負担が多少和らいだと思いますね。

利用者にとって新たにルールを定めるものではないので、心証を悪くすることもないですし。

利用者、事業者双方がハッピィな返品システムが構築されることを切に願うばかりです。

返品

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