セブンイレブンのコーヒーメーカー
スタイリッシュなデザインで何かと話題になったセブンイレブンのコーヒーメーカー。シルバーと黒を基調にし、賑やかな店内でも落ち着き感があって個人的には好き。
プロダクトの質感の高さからも、上質な味と香りを楽しめるコーヒーと想起しちゃいます。
けど、あまりにもシンプルなボタン表示が何かと物議を醸しているようで、レギューラーサイズを表すRボタン、ラージサイズを表すLボタンが誤認される方が多く、レギュラーを頼んだのにLボタンを押して、カップから溢れさせてみたり、その逆もあって、ラージなのに何でこんなに少ないねんとクレームになってみたりと散々。
てな訳で、店舗判断で小さいサイズ、大きいサイズというラベルを貼る店舗が続出。
ツィッターでも写真付きで、デザイナーの敗北とか、などと揶揄されています。
あまりにも多くの投稿が寄せられたからか、セブンイレブンでも対策に乗り出し、新モデルを発表することに。
最新モデルは液晶画面的なモノで表示され、カップを置くとセンサーが何かでサイズを認識してくれるそうです。
ので、溢れ出たり、ものすごく少量などという残念な結果にはならないとのこと。
続いてダイソンのイケてる蛇口
掃除機メーカーとして知られるダイソンですが、トイレの洗面台も取り扱っているというのはあまり知られていないお話。
空港などのトイレで導入されているようですが、その蛇口があまりにも近未来すぎて、これまた誤認されている方が多いとか。
その形はと言えば、まるで飛行機を連想させるような形で、羽にあたる部分から温風が出るというもの。
手を洗って、両手をそのまま左右に開けば乾燥終了となる訳です。
無駄な動作なく、温風機まで移動せずにその場で乾かしできるというのはよく考えられているなと。ただ誤認される方が多いというのがちょっと残念。
石鹸水が出てくると勘違いする人もいれば、突然温風が出て、驚く人がいたりと様々。
デザインに寄せてもいいんじゃない
この手の話、プロダクトデザイナーにとっては頭を悩ませる所。デザインと機能性の両立とは言うけれど、ベストバランスに寄せていくとどうしても凡庸と言うか、今までと変わらないような商品が生まれがち。
ある意味、使い方を再定義して世に問うような意気込みが必要。
個人的には、この手の取り組みの方が好意的。時代と共にプロダクトも変化すれば、使う側も変化していくもの。でないと、プロダクトデザインの成長もないような気がするんですけどね。