巨像に立ち向かうアリ。個人投資家達の底力って凄いんですけど・・・

ロビンフッド投資ネタ

10年以上投資をしてますが運用成績はマイナスの現実。

世の流れの「貯蓄から投資」にのっかって、投資信託をはじめて早いもので10年以上が立ちます。

運用益はと言えば、マイナス50万円前後。一儲けというよこしまな考えが悪かったのか、投資先を見る目が悪かったのか、色々と反省してしまいます。

これが株式だったら、もっと損害を被っていたと思います。今や株価はフィーバー気味ですが、それでもなかなか手を出せない。

それほど僕にとては怖い存在なのに、海外の個人投資家は、大損なんて何のその。敢然と株式市場で戦う覚悟を決めたのは凄いことだと思います。

投資

個人では到底かないませんよ。プロには

証券会社など、その道のプロの方々は特殊な金融方程式を使って今後の相場を予測したり、鬼速の通信環境を手にして秒速で売買したりと、とにかく個人では到底勝てないような能力と環境を備えています。

なのに、米国では、プロ達に設備、能力で劣る個人投資家達が勝利をおさめました。

この一件で、個人投資家も多くを学んだのではないでしょうか。集団でまとまれば、プロにも勝てるということ。

投資

保有株の売りを予定していたのに、まさかの爆上げで大損。

運用成績の悪い投資信託は、保有していても傷口を広げるばかり。ならば売ってしまうということになります。

ところが、手放した後に、この結果を出さない子が突然変異で、できる子に一変し、運用益が爆上げ。当初購入した金額よりも高値で買い戻すこととなり、結果的に損を被る。

今回の米国の騒動も、その道のプロ達が株価下落を予測して売った銘柄が爆上げ。

例えばゲーム専門店のゲームストップの株価は2020年末19ドル弱だったのが、一時的に147ドルと8倍に。

個人投資家たちが結束して買いに走ったことで株価は上昇しました。

その道のプロは買い戻すにあたり、他の銘柄を売ってその資金を用立てすることになったわけですが、これが株式市場全体にも影響して、前日比で600ドルを超える下げ幅となりました。

SNSで個がまとまりやすくなった現実。

ソロプレーヤーとも言える個人投資家がまとまると、とんでもないパワーを発揮することが証明された今回の騒動。

SNSで賛同する人達をかき集め、小が大を飲みこむという偉業を達成したのです。

他にも株式購入のハードルをぐんと下げたロビンフッドというアプリの存在も見逃せません。

ロビン・フッド

このアプリ、最小ロットの株数に満たなくても株を購入できることもあって少額でも株価を買えちゃう。

これも今回の騒動に一役買ったと言ってもいいでしょう。

投資

この騒動を混乱と判断というのが悲しい

今回の件で、ロビンフッド運営元は、標的にされた株式について売買制限措置を発動しました。

個人投資家の自由を奪うようなこの措置。ある政治家もこの措置には批判的なコメントを寄せています。開かれた株式市場の妨げになると。

日本も今こそ貯蓄から投資へ

今回のこの騒動を演出した個人投資家達の多くはコロナ禍による給付金をつぎ込んでいる方も多いようで、日本も証券口座数が増加している事実から、考えることは世界共通なんだなと。

とは言え、今回のコロナ禍で生活防衛意識が高まり、節約志向が強まる可能性は否めません。

せっかく投資への機運が高まってきただけに、また貯蓄に回るのが残念でなりません。

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