例年は春節以降が書き入れ時
日本で言えば確か2月ごろの春節。訪日外国人も一気に増えることが予想されます。中国国内においても春節は大きな需要を見込める大事なイベント。例年は春節後に年間販売の4割が集中するとか。
めだたい気分で財布が緩むのも日本も中国も一緒なんですね。
今年はちょっと雲行きが怪しい
2015年から引き続き厳しい景気が続く中国ですが、2016年もこれといった好材料もなく引き続き厳しい年になりそうと現地の人からは落胆の声が
となると中国進出で大当たりの日系企業の業績にも響いてくる。建機最大手のコマツも例年なら春節後の需要増を見込んで、11月から生産量を増やすのが通例でしたが、2016年は増産していません。
リモートで建機の稼動状況を調べ先読みで生産量の計画が立てられるコマツがこのような状況ですから、中国の不景気の深刻度が見て取れます。
海外が厳しければ国内で
と厳しい状況は続くものの、国内に目を向ければコマツにとっては追い風となる制度がスタートします。2015年11月よい工事の測量や施工、管理でITを活用していきましょうという施策。恐らく導入企業に対して、いくばくかの助成金が出ると思われ、コマツにも問い合わせが増えているようです。
国内需要を取り込むことで中国の落ち込み分も補填していくのでしょう。
まだまだあるよ補助金制度
アベノミクスの第3の矢とも呼べる規制緩和施策。その一つに国内の設備投資への補助金制度があります。日本国内にはまだまだ古い設備が多く、投資意欲は刺激されると機械業界では期待を膨らましています。
円安傾向というのも、国内回帰の動きを促進しているようにも見えますが、2016年は海外よりも国内の年になりそうな気配。
となると、雇用も増えて、失業率も減り良い事づくし。参院選を控えているだけに、さらに国内産業を活性化させる施行していただけることを切に願う。