振り返れば好景気期間が10年超
2008年にリーマン・ショックが起きてから早10年超。
この間、歴史的にも稀に見る好景気期間が訪れました。株価は長期にわたって上がり、日本も安倍さんに代わり、日銀の異次元級の金融緩和もあり、これといった不景気もなく、今の今まで続いてきたわけです。
中国も迅速に経済対策を打ったのも世界的に評価されました。
当時は外貨準備も十分であり、蓄えもかなりあったことで、思い切った財政出動ができましたが、今の中国はと見れば、負債が年膨れ上がっている状態。
アメリカ、その他の先進国、新興国も同様の状況。つまり世界的に負債がつもりに積もっているという爆発前夜前といった感じなのです。
既に予兆は出始めている
既にインド、トルコ、インドネシアなどは不景気に突入と世界的不況の兆しが見え始めています。
レバノンにいたっては同国初となる債務不履行という事態にまで発展。
この先、レベノンに続く国が続出するのではと戦々恐々の状態であることは間違いないでしょう。
その答えがコロナってことかい?
この10年間、好景気に沸いていましたが、そのひずみが一気に噴出するかもと思われた矢先のコロナ騒ぎ。
悪い所に、さらに悪い環境が重なった状態と言えます
各国とも経済がほぼ止まった状態。モノや人が移動せず、家に引きこもるとここまで経済というものが回らなくなり、悪くなるというのが日増しに実感します。
米国も現金バラマキといった即効性の高い経済対策を打ちましたが、こちらはあくまでもセイフティネット的な意味合いであり、経済活性化を狙ったものではありません。
まさか戦争までは行かないと思うけど
投資家ジム・ロジャーズいわく、今の状況を第二次世界大戦前夜に酷似していると危機感をあらわにしています。
当時も大不況の真っ只中で、各国が保護貿易にはしちゃったことで、国同士の関係がこじれにこじれて、戦争へと突入していきました。
あの悲劇はもう繰り返さないと各国が胸に誓ったものの、本当に何が起こるかわからないというのが昨今の情勢。
とにもかくにあのリーマン直後のしんどい状態は二度と経験したくない。
各国が力を合わせて、この難局を立ち向かって欲しいと切に願うばかりです・・・