非正規雇用も大事な戦力

リーマン直後はと言えば・・・

非正規雇用をめぐる法律が先日施行されました。それまでの「正社員の仕事を非正規社員が奪わないように規制する法律」から「派遣労働者の雇用安定を図る法律」へと大きく転換。

リーマン直後は雇用の調整弁と揶揄された扱いを考えると大きな進歩と言えます。

今では労働者に占める非正規雇用が40%を占めているというのですから、この法律施行はわかる気がします。

新卒採用が人生を大きく左右

そもそも非正規として働く人は色々と事情はあるかと思います。中でも新卒採用時に「俺は社会の歯車にならねぇ」と豪語し就職活動をしなかった人、「もう少し自由でいたい」と就職せずにフリーターの道を選んだ人など理由はそれぞれあります。

が、この新卒大量の機会を失うと正規雇用の道がギュッと狭まるのが日本の現状。

非正規の道を新卒時に選んだ人は、職務履歴の欄は非正規雇用の職歴が並び、どこの企業も雇ってくれない。てなわけで中々、正規雇用に結びつかないという残念な結果になってしまう。

川相商事の取り組みが凄い

パナソニックなど製造や物流業務請負で成長してきた川相商事が、非正規雇用の正規雇用化を目指した人材教育が大きな話題を呼んでいます。

その内容はと言えば、研修期間は6ヶ月。スタッフに対しての金銭的負担はなしというもので、「テクニカルスキル」と「ヒューマンスキル」を養うというもの。

詳細ははしょりますが、派遣労働者に対し、このような教育を体系立てて教えるということは今まで皆無だったんですね。

川相商事では、このカリキュラムの構築に3年の時間を費やしたそうで、その成果は売り上げ増をもたらしていることから成功とも言えます。

派遣会社も選ばれる時代

川相商事では、この取り組みにより利益率が4年前の11.7%から18.4%に向上。一人当りの生産性向上が大きく寄与しています。

優秀な人材を多く抱えることで、「川相さん所のスタッフは優秀」となり、その噂が広まり、仕事が舞い込んでくるんでしょうね。

働く側も非正規から正規への道が拓けたことで、将来への不安も軽減され、さらなるスキルアップを目指そうという意欲も高まると思います。

となってくると、派遣会社も、より多くの優秀なスタッフを抱えることが肝となります。

従来の非正規という形態のままで行くと、正規雇用の道が拓ける派遣会社の方が有利。

となってくると、右肩上がりの非正規雇用の比率も近い将来、減少に転じることも考えられますね。