曲がるモニターはあるけれど
有機ELがこの先、普及することで湾曲したモニターや曲がるモニターなどの実用化が現実味を帯びてきた昨今。
そんな未来の話を斜め上行くのが光る紙。
例えば、目玉だけが光るアイドルポスター、サンセットの光が美しく輝く写真集など紙が光と融合することで、今までにはない感動を体験できます。
その仕掛けとは
こちらを開発したのが、エージックという会社。プリント基板を使わずに紙に直接基盤を印刷してしまうというもの。あの幾何学模様的なものをです。
しかもこの印字されたインクが電気を通すというものだから、光る紙というのが実現した訳です。
化学反応が凄い
紙と言っても奥が深く光沢系の紙もあれば、ツヤのない紙、和紙、ザラめ調の紙など多岐にわたります。
電子回路を印字したみた所、その光の風合いというものが、紙によって異なります。
もしかしたら、想像を絶するような美しい光が出来上がることも考えられます。
応用すると凄いんです。
例えばドローンの機体に直接回路を印刷すれば軽量化がで飛距離も伸ばせるとか。
紙にかぎらず基盤を載せているものに対して、応用が効くという風にも取れます。
これが正しければ、基盤系を必要とするものは軽量化ができるといえますね。
例えばicos。中身に基盤的なものが入っていれば、今よりもよりスマートになるんじゃないかなと期待しちゃいます。
スマホももしかしたら行けるんじゃないかなと。有機ELとの合わせ技で恐ろしくうっすいスマホが。持ちにくいという難点はあるでしょうけど・・・
あとは照明器具の代替え品という考え。
天井の一部に基盤をプリントすれば、スッキリとした天井ができるのでは?と期待も高まります。
コストダウンにも一役
従来の基盤は時間とコストがかかっていましたが、この技術を応用すれば、大幅に圧縮できるそうです。
しかもエージックでは、さらなる差別化を図るべく、インクの生産はもちりん、インクの性能を引きだすプリンター開発にも力を入れています。
セメダインが共同事業
既にセメダインが、エージックと共同事業を開始しています。
既に電気を通す接着剤を開発済みでエージックと協業することで使用用途が格段に広がると期待の現れとも言えます。
光る紙の実用化
まだ試験段階だと思いますが、実用化されたら爆発的に売れる予感がします。
イベント会場なんかでは重宝される気がします。ディスプレイ業界を足がかりにまず普及を進めていってもいいのかなと思った次第です。