群雄割拠のQR決済
電子マネーの普及がなかなか進まない中、突如現われた新星、QR決済。
お隣中国で普及したこの決済システムが日本でもここ数年で盛り上がりを見せているのは周知の事実。
来年の消費税10%でポイント還元なるものも実施されるようだし、脱現金決済の流れは加速すること間違いなし。
キャッシュレス決済が海外に比べて低い日本にとっては、世界と並ぶまたとないチャンスでもあります。
その流れに乗りそうなのが、QRコード決済と僕は勝手に思うのです。
後発組ならではの奇抜な戦略
QRコード決済で先を行くのはLINE Payではないでしょうか。
利用店舗は数百万~数千万とも言われています。そんな王者に挑戦を挑むのが今回紹介するペイペイ。親会社はソフトバンクとヤフー。現状では利用可能店舗は数万店レベルと王者に足して100分の1とお粗末な状況。が、ソフトバンクとヤフーの力を持ってすれば、もうしかしたら数年後にLINE Payを抜き去る可能性があるかも。
今回の100億円あげちゃうキャンペーンがまさしくそれ。このキャンペーンをきっかけに利用者が増えて、と同時に利用加盟店舗も増えるのではと期待しています。
100億円あげちゃうキャンペーンの仕組み
ペイペイで買い物をすると、購入金額の20%が戻ってくるというもの。一応上限がついていて1ヶ月あたり5万円。
とにかくお買い物が常に2割引になるというのは大きいですよね。
しかもぺいぺいを扱うビッグカメラではビックカメラのポイント、8%もついてくるので実質3割近い値引きを受けられる。
これに消費者は敏感に反応。ペイペイに登録する人が鬼の勢いで増え、当初2019年3月までのキャンペーンだったのが開始月の12月に終了に追い込まれてしまいました。
日本にはキャッシュレス決済は普及しないというのは嘘のようで、仕組み次第では十分、消費者を惹きつけられる魅力を備えていることが実証されたのでは。
モデム無料配布が頭をよぎる
今回のキャンペーンの大当たりに気を良くして、今後もこの手のキャンペーンを仕掛けていくのは大いに予想できます。
というのも、ソフトバンクとヤフーが仕掛けたモデム無料配布で大当たりしたという過去がありますから。
あのキャンペーンも確か数年近くは実施していたと思います。かく言う自分も、このキャンペーンにのっかってADSLの素晴らしさを実感しました。
迎え打つ、LINE Payがどのようなに出るのか、静観するのか、はたまたペイペイを上回るキャンペーンも展開するのか楽しみでなりません。