ふとした時に作りたくなる。中毒性。ガンプラ
小学生時代、全国のちびっ子達が熱狂したガンプラ。どこのおもちゃ屋さんも完売で希少性も高まる中、どこそこのお店でドムを買ったと聞けば、大挙してそのお店に向かい、売れ切れで涙することも・・・。
個人的にはプラモデルに興味を持ち始めたのはガンプラのおかげ。その後はボトムス、ダンバイン、エルガイムなどなどサンライズ作品のロボットアニメのプラモデルにはまっていました。
が、ファミコンの台頭もあってか、次第にプラモデル熱も冷めていき、この数十年間は全くプラモデルとは疎遠になっています。とは言え、ネットで、プロのガンプラ職人の作品を見るにつけ、また作ってみたいと思わせちゃうのがガンプラの凄いところ。
組み立てよりも色塗り作業がたまらない
プラモデルづくりの中で特に好きだったのが塗装作業。無機質なパーツに色を付けることで、生命が宿ると言いますか、より愛情が深まる。太筆、細筆に始まり、お金もあまりないので、限られたプラカラーを混ぜて、自分なりの色をつくっていたのを懐かしく感じます。
最近では、プラカラーではなく、プラモデル用のカラーペンという便利な道具も発売されているとか。しかも筆塗り特有の色のせのムラを抑えられ、重ね塗りの手間も大幅に低減できるようです。
その名もガンダムマーカーEXシリーズ。GSIクレオス社から発売されており、その数50色。しかもガンプラ専用という点が、ガンプラ世代にはたまらなく映ります。バラ売りからセット売りなど商品ラインナップも幅広くツボを抑えた構成となっています。
シルバー、ゴールドはちょい高め。けど・・・。
このガンダムマーカーEXシリーズで今、売れに売れまくっているのがガンダムメッキシルバー。他の塗装ペンに比べ倍以上の価格ながらも初回の1万本は出荷1週間で完売したほどの人気カラー。
ペンという使い勝手の良さもあり、パーツの縁のラインやジオン軍の国旗部分にポイントでシルバーを使えば、プラモデルの質感もグンと上がり、これまでの仕上がりとは別物になること間違いない。
こうして大ヒットとなったガンダムメッキシルバーですが、発売までには苦難の連続で、ようやく発売にこぎつけたとか。
きっかけは開発元の製造中止
そもそもガンダムメッキシルバーは15年前に発売されていましたが、原料の開発元が製造を中止したことで、GSIクレオスも泣く泣く販売を中止する羽目になりました。
とは言え、愛好家からは復活を望む声が後を絶たず、その間、社内では内製化に向けた開発を進めていました。代替原料選びに始まり、数十に及ぶサンプルの色出し、量産に向けた試験などなど。これらの開発に要した期間が約10年。
ある意味、10年ものの塗装ペンとも言えます。他社では粒子を目立たせて輝きを出していますが、ガンダムメッキシルバーは極力目立たない手法で、輝きを出してみたり、乾きも半日程度で済むなど随所に工夫がなされています。
驚くだろうな。にわかガンプラファンは
コロナ禍により自宅待機時間が増え、プラモデルも好調で、GSIクレオスの塗料関係は前年比で3割増し。この先、にわかガンプラファンも加わり、さらに販売増が期待できます。
まずは塗装ペンんという画期的な商品に驚き、次いでメッキシルバーで度肝を抜かれることでしょう。
久々にガンプラを作ってみたくなりました。まずは旧ザクかな。