そもそもはライドシェアを目的にしたものだったけど
バスなどの交通インフラとして、活躍が期待されていたライドシェア。
現在は人が運転していますが、将来的には自動化することで地方を中心に広がりを見せるのではと期待されていました。
が、その状況もコロナ禍で一変。狭い車内空間はある意味、3蜜。感染リスクも高まる恐れあり。
てなわけで、交通インフラとして自動運転カーの期待は一歩後退。
代わりに配送分野で自動運転カーの試験利用が進んでいます。
医薬品、食料品の配送に
米ニューロでは、コロナ感染者を収容する施設に、自動運転カーを使い医療品や食料、水を配達。
これにより人と人の接触が避けられるという訳です。
無人のクルマが病院の玄関前に到着。扉が自動で開いて院内スタッフが荷物をピックアップし終わるとドアが自動で閉まり、再び配送車が何事もなかったように病院を後にする。
どこか異様な光景にも見えますが、これが当たり前の世の中になってくるんでしょうね。
買い物難民向けサービスとして
他にも同社では、店舗の商品を無料で配送する試験を始める予定。コロナ禍で、やむなく店を閉じざるを得ないお店にとってはありがたいサービスと言えます。
トヨタが4億ドルの出資をした中国系のポニーエーアイも食料品や荷物の宅配を開始。買い物難民の救済に一役買っています。
ドローン配送も感染リスク防止で脚光
配送となると、クルマだけが目につきますが、海外では空輸、ドローンを使った配送も始められています。
店舗の商品を運んだり、ドラッグストアの商品を運んだり、高齢者居住地域に医薬品を運んだりとコロナ禍で利用が一気に活発化になりました。
日本ではドローン規制が厳しいこともあり、もう少し時間がかかるとは思いますが・・・。
配送の自動化元年となるか、2020年
これまで紹介した自動運転カーによる配送、ドロンによる配送、そのほとんどが試験的に行われていることもあり、無料で現在行われています。
試験を通して、様々なデータを収集し、実用化に向けた準備を進めている所。
早ければ2021年から本格的に実用されるかもしれませんね。
日本も法規制のからみですぐにとはいかないでしょうが、
宅急便も、家の近くまで配送車が来たらスマホに通知され、外に出てみると自動配送車がこちらに向かってドボドボと走ってきて停止するやガチャガチャのごとく、自分の配送物だけが飛び出してくるんでしょう。
もの凄く未来的でぜひ経験したいものです。