残念な近くのコンビニ消滅
田舎暮らしには大変助かるコンビニ。深夜に小腹が空いても、晩酌のビールがなくてもチャリを飛ばせば数分で買い物ができちゃう。
さすが、コンビニだけに便利この上ない。
けど、バイト君が集まらないのか、それとも経営がうまくいかないのか、数年で閉店しちゃうコンビニが後を絶ちません。
つい最近までは、チャリで1分のコンビニも閉店し、今では5分位かけないと最寄りのコンビニに辿りつけない。
全国チェーンの宿命とでもいいましょうか、売上が芳しく無ければ閉じざるを得ない。近隣住民の利便性が落ちるのはいたしかたないというところでしょう。
過疎地域ならでは・・・
が、日本には過疎地域の住民に配慮したお店があります。沖縄の過疎地域になる共同店という形態のお店。
住民が資金を出し合って運営しているというもの。
この共同店という形態は沖縄特有のもので、そのルーツは戦後からというのだから、かなり歴史があります。
で、このお店が長く運営できたのも共存共栄の精神があったからこそ。
共同店で買う理由
そもそも都会までクルマを飛ばせば、生活雑貨や食料品は安く買うことができます。
が、共同店がないと困る人もいます。クルマを持たない高齢者などがそう。
なので、多少高かろうと地域のお店を守るとうい視点で、共同店で購入する人が多いとか。
こうして、小さいながらもお金がうまく循環するシステムが構築されているわけです。
共同店側も、掛売商売をするなどして、利便性向上を図ったりしています。
加えて驚いたのが仕入れは全て現金だとか。
即金であれば、仕入先も助かります。
こうして経営の安定化が生まれる
経営状態は収支トントンだとか。けど、買い物難民を生まず、仕入先の経営も安定。お店、住民、仕入先3者が、良好な関係を築いているのだから、そこはよしとしましょうという潔さ。
この先の日本も過疎化が増すとも言われています。買い物難民は既に出ている地域もあり、その解決策の一つに、沖縄のこの共同店はなるのでは?と思います。
共同店という形態の全国チェーン店ができれば、よりサービスも向上もする気がするんですかね。店舗間で商品を融通したりして・・・