2016年年初の景気減速のおさらい

穏やかなではない2016年

2015年年末は期待の持てる2016年とさらなる景気拡大を夢みていましたが、実態は真逆。めでたい年初にもかかわらず株価はダダ滑り。年末に2万円をつけた株価なのに、今では1万7千円前後ですから。こんなに急落するとは誰が想像できたでしょうか。

ただ今回の景気の減速も振り返ってみると予兆的なものはあった訳で、ここに来て一気に顕在化した感じがします。

遡ること2001年

BRICsという言葉をやたらと耳にして久しいですが、これってゴールドマン・サックスという米の投資会社が作った言葉で、このリポートによれば資源需要が爆発的に伸び、資源を有する国は目覚ましい成長が今後期待できるよというもの。

ロシアはまさしく原油という資源で経済が急成長しました。

ガソリンスタンド

このリポートにのかって、世界の投資家はBRICsをはじめとする新興国にお金を投下していきました。

2008年ノリーマンショック後は、金融緩和であぶれたお金をさらに新興国に注ぎこみ、新興国は急成長を遂げた訳です。

ところがどっこいの逆回転

が、この好循環スパイラルが2015年から逆回転しているのっぴきならない事態が勃発。震源は中国。この国の旺盛な需要に支えられ、他の新興国は我が世の春を謳歌してきたわけですが、中国が「いや、そこまで原油はいらないんだよ」と手のひらを返すような行動に出たもんだから、新興国の経済も減速していたと思います。

スパイラル

個人的見解としてはですが・・・

中国の政策が大きく影響

この中国の需要の絞込は、加熱する経済成長を持続可能な経済成長に切り替える国の政策によるところが大きいと思います。

日本のバブルをお手本に急成長が過ぎると、その後の経済停滞が長引く。ならば手の施しようのある今から取り組んでいこうと。

中国

2015年の実質GDPは前年比6.9%増とそれまでの比率に比べると明らかに落ち着いていますらね。

日本よりも頭のいい人がゴロゴロいる中国ですから、この政策は間違っていないでしょう。

どうなるこの先の日本

新興国の不況は先進国にも影響を及ぼしています。中国の政策に引きずられるかのごとくどの国も。あのアップルでさえ2016年1-3月は減収となっているほどですから、事態は深刻です。

となれば、日本企業もご多聞に漏れず、中国のソフトランディング政策の影響を受けていることは確実。

しばらくは中国の経済の軟着陸期間として、経済の調整が進む感じがします。

となると2016年は我慢の年になるかも。やっと景気上向いている感を感じていたのに・・・。短すぎだよ