自動車リサイクル法以前の話
2005年から施行された「自動車リサイクル法」。資源の再利用を目的に、エアバッグやフロン等の処理が中心。環境保全の一環でスタートし、今ではほぼ定着。
今回のお話は、そんなクルマのリサイクルにまつわるお話。
中古品市場確立
以前、テールランプが破損したので、修理を依頼したら中古品を勧められた。見積を見ると新品よりもとてつもなく安く、これならビジネスとして成立すると感じた。
リサイクル市場の未整備の中国
世界販売台数NO.1となった中国。2020年には1000万台近い廃車が出るとのこと。なのに幹線道路沿いには廃車山積みで手作業で解体しているお粗末ぶり。
加えて、中古品の販売が禁止されているため、、鉄くずや銅線として販売するしかない。これではリサイクルが普及しないのもうなづける
リサイクルビジネス解禁
といったお粗末な事情をまずいと思ったのか、この度、中古品の販売が解禁。これは大きな商機と捉えたのが豊田通商。中国のリサイクル企業と提携し、廃車ビジネスを展開。
このリサイクルの川上を抑えることで、中国におけるリサイクルビジネスを有利に展開できる。
排ガス浄化性能が悪いクルマの乗り換えを積極的に推進している都市もあり、これで少しは大気汚染の和らぐのでは