クルマ、ネットなど複合的な要因。中国の景気減速

中国新興国ネタ

在庫調整期に入ったから

アメリカを抜き世界NO.1の販売を誇る中国の自動車販売ですが、28年ぶりに減少したということで大きな話題となりました。

とにかく日本に比べ圧倒的に生産メーカーの多い中国。売れないから生産を絞るというのはかなり勇気ある決断のようで先延ばしにしてきました。

ところが一向に好転の兆しが見えずむしろ悪化するばかり。てなわけで、ようやく重い腰を上げて在庫調整に着手したのです。

クルマ

在庫調整で大打撃。日本企業

中国の業界団体が発表する在庫指数は2018年1月から12ヶ月連続で警戒レベルの50%を上回っていることを発表。

2017年末に小型車減税打ち切りの影響が少なからず影響していると思います。

とにかく1年近く放置していたものをこれから着手するわけですから、その在庫がはけるまでに2019年いっぱいかかるのでは

これで割を食ったのが日本企業。日本電産が業績を下方修正したのは、この中国の在庫調整が大きく影響しています。

日本 電産に限らず、他の日本企業も大打撃を被っている可能性もあり、この先の日本企業の景気にも少なからず陰を落とすことになるでしょう。

ディーラー

EC市場でも不穏な動き

中国のECと言えばアリババ。独身の日では1日で何兆円もの売り上げを上げてしまうお化け企業。

出品者は法人から個人までと幅広くアリババの規模拡大に貢献してきました。

ところがこの度、個人商店に対する規制が厳しくなり、政府に届け出をしないと商売ができないとうもの。加えて税負担も強いられることもあって、個人業者の商売がやりにくい状況となっているのです。

インバウンドにも影響

この個人商店を恩恵を受けていたのは日本も一緒。日本で爆買いして仕入れた商品をアリババを通じて販売。これでどんだけ百貨店が救われたこととか・・・

既に影響は出ているようで、ドラッグストアでは昨年に比べると3割減っただの、 百貨店では客数、客単価と落ち込んでいるとのこと。

ショッピング

頑張れ中国

中国の成長率鈍化を対岸の火事として見ていましたが、自分の生活にもかなり関係していることに気づき心の底から中国にエールを送りたい気持ちになりました。

減税対策やら大規模公共事業など世界をあっと驚かせるような施策を切に願うばかりです。

中国

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