製造業、日本回帰。ダイキンの場合

中国新興国ネタ

世界の工場で異変が・・・

以前、ブログでも書きましたが、中国企業が海外進出を加速していると。理由の一つに人件費の高騰が上がっていましたが、日本企業でも同様の理由で、工場を日本へ戻す企業が出始めした。

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ダイキンが国内に戻した理由

労務費の高騰が大きな理由で、中国では毎年十数%ずつ上昇し、今では5年前の約2倍。コストに占める労務費の割合は4.1%と日本の6.5%に近づきつつある。加えて定着率の悪さ。ノウハウの蓄積がままならず、生産性がいっこうに上がらない。ならば、ということで、日本国内に生産を戻したようです。

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中国で学んだこと活かしましょう。

ダイキンの凄い所は、単純に日本国内に生産を戻すのではなく、中国で学んだ生産方式を取り入れて戻した点。粗悪な素材に合わせて、金型を新調したり、外から見えない部分の塗装はしないといった過剰品質の是正など。低コストでの生産ノウハウを取り入れ、新たな生産方式を生み出しているのです。

国内回帰による恩恵

他にも、国内であれば開発や生産技術部隊が多いので、機動的に対応できる。さらに工場の稼働率が高まったことで、設備投資も出来るようになったとのこと。

1ドル=100円レベルであれば、中国とのコスト差も小さく、国内生産の方がメリットはあるようです。この先、世界経済がどう転ぶかわかりませんが、この良い流れが、この先も進めばよいと思った次第です。

日経ビジネスNO.1739より
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