アリババを越えるか。ジンドン

ドローン新興国ネタ

2番手はやりがいがある

遠い昔、KDDとIDOが合併して、現在のauが生まれた時。CMで2位は面白いというと言っていました。

つまり、追われる側より追う側の方が面白いということを言っているのだと思いますが、そんな業界2位であるけれど将来的には業界首位に立つという野望をヒシヒシと感じたのが今回のネタです。

巨人アリババに挑むジンドン

中国のECサービス企業と言えば、アリババ。世界的にもチョー有名な企業ですよね。中国では圧倒的な力を誇り、かのAmazonでさえ歯が立たないというのですから、その実力たるや相当なもの。

そんなほぼ寡占状態の中で、頑張っているのが業界2位のジンドン。シェアは約25%とアリババの半分なものの将来的にはアリババを抜くのではと期待されています。

EC

アリババとはちょいと異なるその戦略

ジンドンの成り立ちは、リアル店舗からでした。精密機器の取扱から始まり、当時は客からの要望を受けて商品を用意する中、ジンドンでは店頭に商品を置き、その場で売買が出来る。これが大いに受けて、精密機器から様々な商材へと取り扱いを増やしていきお店は大繁盛でした。

が、そこに訪れたのがSARS。感染を恐れて来店が激減。ジンドンもスタッフが感染したらまずいと思い、店頭スタッフを減らしていったとか。

んな、時にある社員が、対面ではない商売にすればという提案がきっかけでECの世界へ進出。

会社設立時は40人未満だった零細企業が、今では50万人という大企業への成長していきました。

まさにサクセスストーリーと言ってもいいでしょう。てなわけで、生まれがリアル店舗ということもあり、ECに主戦場を映した後でも、リアル店舗にも力を入れています。かつそこで培った自前の物流網が、これまたジンドンの強みと言っていいでしょう。

EC

止まらないリアル店舗の革新

無人コンビニ、AmazonGOが世間の耳目を集めていましたが、それよりも前に無人店舗をオープンさせていたのがジンドン。

次世代店舗作りにも日々研究を重ねているところが凄いです。

物流においては、ドローンを活用して都市間の輸送に活用する実験を進め、将来的には1トンもの荷物を運ぶ実験も進めるとか。

このようにEC以外のところで、とにかく研究を重ねているところがジンドンの特長と言えます。

電子決済分野でアリババと五分の戦いを演じているテンセントとの提携も今後の成長に大きく寄与していくことは間違いでしょう。無風状態だと思った中国のEC市場。もしかしたら、将来的にジンドンが業界トップに躍り出る日が来るかもです。

ドローン

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