社会問題にするどく切れこむ
業界内ではタブー視されているジャニーズ問題にするどく切れ込み、怖いもの知らずの文春。海を越えた中国でも、スポンサーというしがらみをものともせず、スクープを連発するメディアが知ってビックリ
こちらは、文春のようなゴシップネタではなく、企業の不正に鋭く切れ込んだもの。しかも影響力の高いテレビというメディアというのですから、いかに勇気のいる行動だとただただ関心されます。
主な標的は外資
このスクープネタ、世界消費者権利デーの3月15日に放送されるもので、3・15挽会という特番。
過去にはニコンが標的となり、品質問題を取り上げられ、日産も修理費を水増ししていると報道されちゃいました。加えて、あのアップルも標的となり、締めあげられた企業は、ただただ謝罪するのみ。
下手に反発しようものなら、袋叩きに会うのは目に見えているのでしょう。
今年の標的はECサイト
過去の例を見ると外資だたきという側面しかみられませんが、今年は国内のECサイトが標的に。
まず出前代行サイト。登録している店舗の厨房の写真が実際のものと異なっていると指摘されました。
他にも中古車取引代行サイトでは、仲介者が不正にピンパネをしている。
アリババは海賊品が横行している、レジューに不正がある、などなど名の通ったECサイトをバッサリと斬りまくり。
あまりの潔さに、やるじゃん、中国国営テレビと関心してしまいました。
けど、ここで指摘されている内容って、中国の人達も大半既に知っていて、それを折り込み済みで利用しているとは思うんですけどね・・
政府も応援しているECサイトなのに
で、ここで気になったのが、ECサイトを取り上げた点。中国は内需拡大の起爆剤にEC市場の普及を後押ししています。特に農村部の購買力向上にはなくてはならないインフラ。
なのに、今回の報道は、そのインフラ普及に水をさす行為にも映ります。
うがった見方をすれば・・・
が、もしかしたら今回の報道も、国からの要請があったかもと思っちゃいますね。ネットに不慣れな人が、どんどんとECを利用するのはいいことだけど、不利益を被る人が増えることも確か。
ので、利用者への注意喚起と国もしっかり監視の目を光らせているから不正しては許さないわよというメッセージが込められているかもしれません。
そうすることで健全なECサイトの発展が期待できるのでしょう。