続々と北米進出の日本企業
車部品メーカー、印刷、繊維会社などが続々と北米に進出。進出先で目立つのがアラバマ州、ジョージア州、サウスカロライナ州、フロリダ州の南東部とのこと。
なぜ、今南東部?
従来の製造業の集積地は中西部。けど、人件費や地代の高騰などにより安価な南東部へと、ここ最近流れが加速しているようです。
労働争議も起きにくい
訴訟の国、アメリカであれば労働力争議は避けて通れない。で、このエリア、組合組織率が低く、労務関連のリスクが低い事も進出理由として挙げられているようです。
つい最近では、港湾スタッフのストライキで、ポテトの輸入が滞っているという事件がありましたが、こんなストライキも、アメリカ南東部であれば、そう頻繁には起きないんでしょう。
交通の便も良い。
人件費、地代、ストライキの危険が少ないといったメリットのほかに、優れた輸送面も進出の理由の一つでしょう。
アトランタ空港は全米でトップクラスの離着陸数。メキシコとの連携もしやすいという地理上のメリットもあります。
アメリカ南東部は今後アツいかも
港湾労働者のストライキのことを考えると、アメリカ南東部は将来にわたって有望な進出先さきになること間違いなし。
日経ビジネス NO.1778