投資に似ている事業ポートフォリオ
せっかく投資したんだから、今はダメダメだけど、いつか上がるに違いない。そんなこんなで、どんどん損が膨らみ結果、早く損切りしておけばと思うことがしばしば。
会社も一緒。利益を上げている事業もあれば、足をひっぱる事業も・・・。
で、GEのそれは、潔よすぎてさすがと言った感じ。100年以上も続く家電事業の売却を決断したのですから・・・。
選択と集中って奴か
お金と人的リソースを強みのある、あるいは成長性の高い事業に集中させる。一昔前に日本でも、盛んに「選択と集中」という言葉が飛び交っていましたが、まさにそれ。
成長性の高いインフラ事業にフォーカスしていくことで、早速仏のアルトストムの火力事業を買収しました。
成長分野は手元に残す
家電事業を売却はしたものの、LED事業は手元に残したようです。素人的には照明とすぐ想起しちゃいますが、GEの場合は、食物の生育技術に応用したり、通信の手段として活用を考えているようで、見えている将来像がかなり斜め先を行っています。
ポートフォリオって大事だけれど・・・。
成長性、収益性の高い事業にお金、人を投下してポートフォリオを組みなおす。自分の投資ポートフォリオにも役立つと思いました。
が、そこは人。情が沸いてしまうというか、この先は何が起きるかわからない、なんてことを延々と考えていると、GEみたいに潔く、バッサリとはいかないものなのです。優柔不断の僕にとっては・・・。
日経ビジネスNO.1757より
[amazonjs asin=”4103353910″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”GE 世界基準の仕事術”]