管理職になりたくないが半数近く
ある調査によれば、管理職になりたくない人が約半数近くに達するというさもありなんな調査結果が発表されました。
なりたくない理由としては枚挙にいとまがありません。主だったものを挙げると
- 部下の労務管理
- 部下の育成
- 部内の目標管理
- コンプライアンス
など。
残り物はママの担当的な立ち位置
例えば労務管理。働き方改革により残業が厳しく管理されるようになった昨今。部下に残業をさせないよう、細かく労働時間を管理しなくてはなりません。
とは言え、上からは目標達成の猛烈な圧力もあり、仕事量を減らすことなんぞできない。
結果、部下の労働を肩代わりして、管理職が夜遅くまで働かざるを得ない。
興味深いデータとして、日本と韓国では管理職・専門職の死亡率が他の階層に比べ死亡率が高いとのこと。
世の管理職の皆様がいかに夜遅くまで働いているというのが伺いしれます。
部下の育成にも苦慮。コンプラとのせめぎ合い
部下の育成についても、これまで通りの厳しい対応はほぼ不可能。
あれこれと言い訳をして、なかなか指示通りの仕事をしてくれない。丁寧に教えてたとて状況は変わらず。ので、ちょっと厳しく指導すれば、パワハラの危険性もあります。
逆に優秀な部下は、残念なことに会社を去り、これまで手厚く指導したのは何だったのかと途方にくれることもあります。
プレイングマネージャーが、ほぼ一般的
管理と平行しながら、自分自身もノルマをこなすのに必至な毎日。管理がお仕事という時代もあったようですが、今ではほぼプレイングマネージャーがほぼ一般的でしょう。
自らも汗もかき、部下の足りない部分も補い、チームとして目標を達成する。
世の管理職さん達が、会社の屋台骨であることは間違いないでしょう。
まとめ
とにもかくにも今の世の管理職は色々と負担が大きく、下から見れば、あーはなりたくないと思ってしまうのだろう。
若い世代が昇進意欲を抱くような仕組みに変えていかないと、組織の硬直化を招き、企業としての成長もままならないと思った次第です。