EV電池の再利用はこれからのトレンドになるか

EV自動車業界

近い将来、有名になるかも。レッドウッドマテリアルズ

EV車のコストの大半を占めていると言っても過言ではない充電池。原材料の採掘までに手を伸ばす完成車メーカーの動向を見るに、事態はかなり深刻な感じに映ります。

遠い昔に耳にしたレアメタルは、採掘できる地域も限られていることもあり、価格も高騰しがち。代わりとなる材料でEV電池生産の開発も進められています。

このような背景もあってか、使用済み電池をリサイクルする動きも世界で活発に行われており、日本も遅ればせながら、実証実験を開始しました。

海外では、元テスラーの社員が設立したレッドウッドマテリアルズが有名。

モデル3生産の教訓が生きているリサイクル工場

レッドウッドマテリアルズの創始者の方は、テスラの暗黒期を経験した一人。普及モデルと期待されたモデル3でしたが、工場の生産能力はプアで、受注台数を全くこなせないという状況に陥りました。

結果的に、マスク氏も徹夜で工場ラインの改善を図ったことで、この難局を乗り越え、テスラは見事復活しました。

この時を振り返り、車両の設計も大事だが、工場を動かすソフトウェアも大切だということを学んだとのこと。

過度な自動化は失敗だったと認めているのは驚かされました。

テスラとレッドウッドマテリアズがEV業界を牽引?

テスラはコスト削減によるEVの普及、レッドウッドマテリアルズは充電池のリサイクルによるEVの普及と進め方は異なるものの、目指すゴールは一緒な点には共感が持てます。

テスラに在籍のままだと他メーカーとの商売ができない。独立することで、より多くの完成車メーカーと商売ができスケールメリットも働くという考えは、おっしゃる通り。

レッドマテリアルズは提携先のパナソニックに既にリサイクル部品を提供済み。21年にはフォード、22年にはトヨタとの提携も発表し、順風満帆そのもの。

日本の国を挙げて取り組んでいかないと海外に主導権を握られてしまうかもです。

資源が乏しい日本ならばこそ、なおのこと力を入れないとと思った次第です。

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