ケンウッドのスピーカーで一世風靡
学生時代に流行り流行ったKENWOODのロゴ入りスピーカー
リヤウィンドウから浮かぶあのロゴがカッコいいというこうことで、世の若者のほとんどはKENWOODスピーカーを付けていたっけ
当時はカセットデッキの時代。数多のカーオーディオメーカーの中、KENWOODを付けていたらちょっと自慢ができる。そんな存在でした。
僕にとっては・・・
統合の憂き目に
ところがカーオーディオが一体型のナビが登場してからというもの、徐々にその存在は薄くなり、KENWOOD自体の業績もガタ落ち。
身売りにしてしまうのかという噂もありましたが、ビクターとの統合で消滅は避けられました。
とは言え、新会社になっても取り巻く環境は以前変わらず、統合後も業績はイマイチ。厳しい冬の時代は依然続いてたのです。
闇部隊の存在が会社に光明を
この後、ドラレコの大ヒットでV字回復を果たすのですが、この製品の誕生秘話が実に面白い。
ものづくり日本の縮図と言いますか、有志が集まってドラレコもどきの開発を自発的に進め、画像の精度やら通信と結びつけたり、色々とチャンレンジしていた闇部隊が存在していたのです。
特に会社からGOがかかるわけでもなく・・・。けど、しばらくすると世の流れからなのか、JVCケンウッドでもドラレコ開発が決まり、闇部隊が一夜にして表舞台に立つこととなったのです。
あえて高価格帯で勝負
当時は、海外製品が多く価格帯は1万円台。後発となるJVCKENWOODにとっては分が悪い。
しかもこれまで闇開発してきた製品ではどうしても、その価格にははまらない。
ならばということで、あえて2万円台の高価格帯ドラレコの販売に踏み切りました。
社内では売れるわけがないという声も多く期待もかけられていませんでした。
が、蓋を開けてみると計画の2倍以上の売れ行き。見事、闇部隊が社内で一目置かれる存在となったわけです。
サブスクにも手を広げる
JVCKENWOODの快進撃は高価格帯のドラレコの成功に留まらず、通信機能をつけて外部のオペレーターと連絡が取れる機能も追加
これまでの売り切りごめんの商売から、売ってからもお金を取れる仕組みも加え、これもまた新興国を中心にバカウケ。
こうしてJVCKENWOODはドラレコ界隈では不動のトップブランドとしての地位を確立したのです。
往時の勢いが復活して欲しい
今後もドラレコに留まらず、新商品をどんどんと投入していくとの意向を示しており、今後の動向が楽しみでなりません。
今後のJVCKENWOODの活躍に期待しています。