ここが踏ん張り時。テスラの受難

テスラ・モデルS,電気自動車自動車業界

鳴り物リでなかったテスラ3

電気自動車と言えばテスラと言われるほど、EVの世界ではトップブランドと言っても過言ではないでしょう。

これまでは意識高い系の方々にのハートを鷲掴みにして、ガソリン車に比べると高額ながらも順調に販売台数を伸ばしてきました。

とは言え、高級路線はあまりにも限られた層向け。持続的に経営を目指していくには、普及モデルも必要でしょということでテスラ3が誕生しました。

全世界のEVシェアを大きく引き上げる、EV界隈でも期待の星であったにもかかわらず、量産化につまずき、つまずき思ったほどの成果を挙げられていないのが実情です。

テスラ・モデルS,電気自動車

株価急落は今に始まったことではないけど

この思わぬ量産化のつまずきは業績悪化の一因にもなっています。

2019年1-3月決算では約760億円の赤字。借入金は約1兆円にまで膨らみ、2019年5月に新株発行などで約2000億円を調達すると発表しmさいた。

これまでも危機的状況は何度かありましたが、これまでのものとはちょいと様子が違うようで、業界関係者の間では、大丈夫?テスラの声が囁かれています。

テスラ

投資家も逃げていくのが一番の痛手

これまで業績不振に陥っても、テスラの将来性に期待して投資を惜しまなかった方々が、ここに来て手を引き始めているというのがこれまでとの大きな違いです。

例えば米大手運用会社がテスラ株を10%を保有していましたが、2019年に徐々に株を売却し、今では1%未満に。

一番の理解者たる大株主にソッポをむかれることで、不安がより一層増しているようです。

テスラ,モデルX

今更かよのメーカーとしての資質

とは言え、イーロン・マスクは、そんなことは意に介さず相変わらずの強気の姿勢。このブレない姿勢はCEOにとっては必要な資質とは思うんですけどね。

これまでの経営者とは違うなんて経済界は持ち上げていたのに、手のひらを返すかごとく彼の経営手腕に疑問をいだくコメントもちらほら

アフターサービスが十分ではないとか、部品会社への支払が滞っているとか、品質管理がなっていないとか。

自動車メーカーと比較して、テスラが著しく劣っている点を蒸し返し、だからテスラはなかなか成長軌道に乗らないんだという論調が目につきます。

テスラ・モデルS 内装,電気自動車

ここから奮起するのがテスラでしょ

といった具合に散々叩かれまくっているイーロン・マスクですが、ここから鮮やかに復活する気がします。これと言った根拠はありませんけど・・・

欧州を中心に今後本格化されるEVの世界。

さらに厳しさは増しますが、いつか散々批判した人たちを見返してほしいと思った次第です。

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