思わぬ所で足元救われる
社会の信用を失う事件は色々。マクドナルドの混入事件であったり、ベネッセの個人情報の漏洩、ワタミのブラック企業問題などなど。本業ではない所で思わぬ所で足をすくわれたと感じていることでしょう・・・。
信用を築くのにとてつもなく時間を費やしたのに失うのはとてつもなく早い。
委託先も発注元の管理化
2004年、国際NGOより不当な労働を強いているということで名指しされたアシックス。契約時に過酷な労働はNGと万全の対応なのに、マジかとまず驚いたことでしょう。
早速、調査を進めると過酷な労働はは行われていなかった。けど、社会からの目は、ブラック企業と観られてしまう。とんだとばっちりにしか見えましぇん・・・
徹底したトリプルチェック
2006年には、公正労働協会に加盟し、アシックス、監査会社、公正労働協会の3団体によるチェックで、監視の目をさらに厳しく。国際NGOを名誉毀損で訴えることなく、さらに監視の目を強化したアシックスの姿勢は、男前として言いようがない。
信用回復に向けて
労働問題においてメーカーは、委託先も含めて管理していく責任がある。別会社と言っても、社会の目は同じ会社と見るんでしょう。放っておけば社会から厳しい目にさらされ、経営すら揺るがしかねない大問題に発展する。
アシックスの、この危機的状況の対応策は、社会の信用を取り戻すのに大きく寄与していることは間違いない
日経ビジネス NO.1778