飲食店休業でビールの出荷に大打撃
コロナ騒ぎで、大打撃を受けていると言えば飲食業界でしょうね。
一時休業するお店もあれば、政府の外出自粛要請にのり、営業時間を午後8時までと受難な時期を迎えています。
仕入れ先の食材屋さんや酒類卸もさぞ大変だと思います。
んで、今回のお話はビールにまつわるお話。
絶対王者のアサヒスーパードライが、今回のコロナ騒ぎで大打撃を受けています。
業務用に強いスーパードライ
長らく絶対王者と君臨しているアサヒですが、その強さを支えているのが、スーパードライ。
んで、出荷の半数が業務用。つまり飲食店向けという訳です。ということもあって、今回のコロナ騒ぎをもろかぶり。
3月の販売数量が、前年同月比で約70%前後落ち込んだというのですから、穏やかでありません。
第三のビールを含めた金額ベースでのビールの実績は、同81%となりました。
第三のビールは家飲みが主流
追う側となるキリンの場合は、ビール、発泡酒、第三のビールのどのカテゴリーも安定した実績を残しているのが特徴。
とは言え、昨今では本麒麟のバカ売れを受け、第三のビール偏重といった感じすらします。
しかも昨今では、オンライン飲み会が普及し始めている今、家飲みのお供と言えば、第三のビール。3月実績で131%という実績を残し、アサヒとは対照的な校長っぷり。
同月の販売数量は、落ち込みはしたものの95%で踏みとどまったのは第三のビール、本麒麟のおかげでしょう。
シェア争いには興味ないんですよ。
ということもあって、アサヒ首位陥落かと周りは面白おかしくはやし立てる。
が、アサヒは、そんな声に聞く耳を持たず静観の構え。数量非公表はあくまでも行き過ぎたシェア争いに巻き込まれたくないから。
無理して、シェアを追いすぎた結果、ブランドが毀損することもありますし、商売もインセンティブまみれとなって、まとまな商売とは言えない。
と考えているかはさておき、とにかく無理くり数字をつくる作業は健全ではないですし、数量非公開にしたことは激しく同意します。
キリンの元気の良さだけが目につくんですけど。
アサヒがちょっと元気がない中、振り返って考えると、最近はやたらとキリンが元気に映るのは僕だけでしょうか。
テレビ、新聞、電車内広告、飲食店の店舗ポスターなどなど、やたらとキリンのメディア接触が多い。
出稿量って、企業の度合いを図るバローメーターになるのかなと思った次第です。
この勢いをかって、ラガー復権を狙ってみてはいかがでしょうか。キリンさん・・・。