お豆のフジッコ。手広くやっているのね。

切り干し大根飲料食品メーカー

CMの歌が頭をかけめぐる。フジッコ

フジッコと言えば、お豆。CMでそのように刷り込まれていましたが、他にも惣菜であったり、昆布、果てはヨーグルトまで手掛けていることを知り驚きました。

多様な商品群の中で、今伸び盛りなのが総菜部門。2018年以降5-8%と増えており、フジッコの中でも稼ぎ頭と言ってもいいでしょう。

リニューアルは味はもちろん、容器まで

とにかくお客の声を聞き、商品に反映させるという取り組みは他社もやっていますが、様々なソースがあるのが特長の一つ。

店頭販売員から、グループインタビューから、お客様相談室などなど。しかも集めただけで満足するだけではなく、その声をしっかりと商品にフィードバックするという徹底ぶり。

その改善ポイントは、味はもちろんですが、価格、分量、容器に至るまで多種多様。多角的に商品を見直す姿勢が好調を支えていると思います。

切り込み口をまっすぐ最後まで切れるように

稼ぎ頭の総菜も過去には鳴かず飛ばず状態という不遇の時代を過ごしたとか。

で、お客様の声を反映して分量を食べきりの量に減らしたり、価格を100円以下に。容器は中身が見えるように半透明にするなど様々な改善を加えたことで販売が上向きました。

この容器に対する着目点はお客様の声を聞かないと中々知り得ないもの。

昆布製品の容器を何度でもフタが閉められるようにしたり、ヨーグルトの容器を滑りにくいプラ製にしてくぼみをつけたり、些細な改良に見えますが、個人的にはかなり重要。

袋詰のパックを切り口から最後まで切り取れるというのは、僕も同感。

ペットフードでこの手の袋詰のパックのものがありますが、きれいに最後まで切り取れないと中身をうまく出し切れない。てなわけで、最後まで切り取れるものに変えたほど。

納豆もそう。上蓋がきれいに切り取れる大手商品。中堅商品はうまく切り取れず下部分の容器も切れてしまうことも。

価格は中堅よりも高いですが、無意識に大手商品を選んでいました。

大容量版をぜひとも出して欲しい。

小分けにしたことでヒットを飛ばす総菜部門ですが、逆に大容量版で持ちの良いものをぜひとも出してもらいたい。

というのもスーパーに買物にいくのは週末。となると、どうしても大容量の商品で持ちが良いものを選びがち。

袋詰であればタッパに容器を変えれば、お弁当や夜のおつまみとして1週間のメニューのバリエーションに事欠かない

切り干し大根は単身だと作る気になれない。ので、スーパーに頼りますが分量が少なく食卓にのぼるのは土日のみ。残りの月-金は品数が2-3品とちょっと寂しい。

お客様の声に耳を傾けてくれるフジッコさんなら叶えてくれる気がした次第です。

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