あの独創的なCMから想像がつかないけれど
村田製作所と言えば、小さなロボットが自転車をこぐシュールなCMがまず頭に浮かびます。けっしてロボット専門会社ではないですが、あの自転車を漕ぐロボットに村田製作所の技術力の高さを謳っているのでしょう。
スマホにはなくてはならない
そんな村田製作所ですが、実際にはどんなモノをつくっているかと言えば、身近なモノで言えばスマホの部品。
電気を一時的に蓄えるセラミックコンデンサーや電波から特定の信号のみを取り出すSAWフィルターなどを作っています。これが、世界首位というのですから、隠れた世界NO.1企業とも言えます。代替えが効かないとも言われていますし、相当高性能、高品質な製品なのでしょう。
次なる市場に向けて
爆発的な普及をみせたスマホ。その成長は村田製作所が支えたと言ってもいいでしょう。
とは言うものの、スマホも往時の姿はなく、ここ最近では飽和状態。一部にはコモディティ化という声も聞こえ、この先の成長は鈍化するのでは?とも言われています。
まぁ、そんな事は村田製作所にしてみれば、百も承知の話で、既に次なる飯の種の開発を進めています。
それが2020年にサービスが本格化する5G。現状の4Gに比べると鬼のような性能を誇るというものです。
IOT社会の本格普及の睨み
5G関連製品として、ICとアンテナを組み合わせたモジュールや水晶技術を活用した通信部品などがそれです。
この5G、従来では携帯電話向けの技術と思われがちですが、世はIOTの社会。家電や住設、クルマなどなど幅広いモノが、通信機能を有する時代が到来します。
ので、スマホに比べ、供給のパイは格段に広がるわけです。
将来的にはスマホで起きたように、どのつながる製品にっっても、村田製作所の部品がなくてはならない存在になるかもしれません。
全固体電池の開発も・・・
さらにソニーから買収した電池事業をさらに成長させるべく、設備投資を加速させていくとのこと。
従来、パソコンやスマホに搭載されているリチウムイオン電池の開発はもちろんですが、あのトヨタも研究開発を進める全固体電池の開発にも着手するとのこと。
となってくると、これまた供給先もさぞ幅広いものとなること間違いないでしょう。
ロボットのアップデート化
これらの技術開発をしていくことになれば、あのCMも時代に合わせてアップデートしていくことでしょう。
ロボットが無人の自動車に乗っていたりとか、ロボットがロボットを操ったりとか。そんな新CMが早く見たいものです。