逃した獲物は大きかった、サムスンの失態

お化け企業サムスンのおさらい

1938年に食品商社として創業し、今では携帯電話、テレビ、メモリーチップなどの製造も手がける巨大メーカーに成長したサムスン。韓国輸出の1/4はサムスンで賄われ、従業員数は国内だけで10万人。ほぼ国有企業と言ってもいいくらい。

サムスン

絶好調のスマホにかげり

中国の新興企業の台頭やら、アップルの復活やらでシェアを落とし、2014年の世界販売シェアは、2013年の31%から2.5%とダウン。営業利益は約1/3減少。この先もさらにシェアダウンと予想されているのだから、大変。

シャオミ

Android OSはコモディティ化の恐れ

Android OSを搭載するスマホメーカーの共通の悩みは差別化。今回のサムスンの側面ディスプレイなどハード面、性能面で差別化を図るにも、どうしてもAndroidというだけで、他メーカーと一緒と見えてしまう。行き着く先はコモディティ化。

サムスン

ここは何とか回避したいけれど・・・

サムスン製Android OSが実現していたかも

実は、このAndroid、Googleが開発したと思いきや、Android社というIT企業が開発したもの。それをGoogleが約60億円で買収。けど、このAndroid社、Googleに話を持ちかける前にサムスンと接触。

けれど、交渉は破談。

もしかしたらだけど・・・。

もし、この交渉が成立していたら、サムスン製Androidが実現していたかも。

ただし、Google傘下でないだけに、逆に様々なOSが乱立する状況になり、消費者にとっては不便になるかも。

とにかく逃した獲物は大きいことは確か。もし、サムスンが買収していれば、今みたいにコモディティ化の心配も少しは和らいだかも・・・

日経ビジネス NO.1782