国有もまったなし。シャープの正念場

革新機構の出資受け入れ

経営不振のシャープに愛の手を。と言葉の響きは良いけれど実情はドロドロ。なんせシャープの象徴とも言える液晶事業を分社化するって言うだから。

分社化すれば、革新機構の出資は受けられるけど、それってある意味国有化

街並

男気あふれていたよ、あの頃は

そもそも液晶不振はシャープに限った話ではない。ソニー、東芝、日立、みんなサムスンに辛酸をなめ子状態だった。で、革新機構から出資を仰ぎ、ジャパンディスプレイが設立された

当時、シャープにも声がかかったが、ウチは支援を受けなくても食っていけると言い切ったのか、ジャパンディスプレイには参画せず、独立を貫いてきた。

それって共食いでしょ。

が、今となっては立場が逆転。中国のアップルと呼ばれるシャオミへの液晶パネル供給では、このジャパンディスプレイとシャープが競合するとう、日本企業同士のガチンコ対決が勃発。

液晶

日本の技術を守るというものの、これじゃせっかくの技術力もたんなる価格の叩き合いの泥仕合。

2年ぶりのプロポーズ

この戦いに負けたシャープはご覧の通りの赤字転落。んで、冒頭の分社化という話になった訳です。

回り道はしたけれど、結局の所はジャパンディスプレイに吸収されて、日の丸液晶会社として第二の人生を歩むことになるかも。

ここまでは、経産省の思い描いたシナリオ通りに事が運んでいるようで、何とも深謀遠慮なこと。

日経ビジネス NO.1787