カンタンに電気料金比較
料金プランがあまりにも複雑すぎて、なかなか普及が進まない新電力会社たち。
大手電力会社の独占状態に風穴を空けるのでは?と期待が高まっていたのが嘘のように全くと言っていいほど大手からなかなかシェアを奪えていない。
が、その普及の足かせになっている料金プランの複雑さを解消してくれるサービスが、今にわかに注目を集めています。
納得のこまやかさ
そのサービスとは、電気料金比較サイトのエネチェンジ。
お住いの住所、世帯人数、在宅の状況、電気の使用量などの数字を入力するだけど、乗り換え後の節約金額をポンと表示してくれるというもの。
今の電気料金の新電力会社のカタログを付け合わせて金額を比較する労力から解放され、全てをネットが賄ってくれるのです。
節約金額も、「初年度は2万986円です」と細かく出してくれるので、より一層、信用度も高まります。
将来を見越した数字というのもすごい
料金比較は今までの使用状況だけでなく、これからの使用状況も含まれているのがミソ。その家庭が将来使う電力量を、地域ごとの気象条件や似た条件の家族のデータを使うので割り出しているとか。
ってことは利用者数が増えれば増えるほど、サンプル数も増えて、比較精度も高まっていくのです。
法人向けサービスもこれまた凄い
このサービス、一般消費者に加え、法人向けサービスエネチェンジBizも提供しています。
一般家庭に比べて、新電力への利用が積極的な法人系なので、相性てきにはむしろこっちの方が良い気がします。
で、比較するにあたっては、まずは電気の利用状況。夜に多く使うのか、一日中平均して使うのか、それと業種、過去12ヶ月分の電力使用量などのデータを元に算出しているとか。
従来、比較となると過去の電気料金の明細提出がほぼほぼ必須ではありましたが、エネチャージの場合は、提出の必要なし。
業種や建物の広さ、気象条件などから、その企業の電力需要を予測して算出するというもの。
手間をかけずして、お手軽に比較できるという素晴らしいサービスを提供しているわけです。
世界的にも類を見ない
この膨大なデータから電力料金を割り出してくれるのがAIのおかげ。エネチャージは、英データ解析ベンチャー、SMAPエナジーと手を組み、電力需要予測を行っています。
AIが人間に勝ったということで話題となったあのアルファ碁のディープマインドも、電力需要予測に取り組み始めるとも言われていますし、この先、需要予測がビジネスに発展していく感じがします。