風力発電の街、能代市。巨大風車がそびえ立つ景観が日本全国に広がるかも

風車エネルギー業界

自然エネルギーで注目株の風力発電

脱炭素社会の実現に向け世界的な関心が高まる中、日本も先日菅総理が2040年の目標値を発表しました。

中でも注目されるのが自然エネルギー。太陽光発電、水力、風力、地熱など様々な種類がありますが、今回のお話は風力にまつわるもの。

海外では風力発電は盛んに行われていますが、日本はこれから。秋田県の能代市を周辺に今まさに開発が進められています。

風車

地域経済の活性化としても注目集まる。

風力発電には陸上風力と洋上風力があり、前者は既に導入が進み、能代市周辺の海岸沿いは巨大な風車があちこちに林立。その光景を目の当たりにしたら一瞬声を失うほどの圧を感じるでしょう。

で、現在進めれているのが海の中に設置する洋上風力。そもそも秋田県の海岸沿いが偏西風が吹き込み1年中コンスタントに風が吹く街として知られています。

あまりの風の強さに民家や作物が砂だらけになってしまうことは日常茶飯事だったようです。

この風を日本の未来に、そして街の経済活性化に活用しようということになったわけです。

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あの手、この手で地元経済を活性化

まずは建設工事を地元企業にお願いするパターン。これはこれまでの地域経済活性でよく使われる手法です。

他にも風力発電で作られた電気を売った際に、数%を地元に落とすとういうもの。

他にも、稼働後に地元企業さんに様々な形で仕事をお願いするというもの。

例えば洋上に風力を数多く設置した際のパトロールを地元の漁師さんにお願いするというのも一つです。ハタハタの漁獲量が大幅に減少した中で、新たな収益源は漁師さんにとっても嬉しい限りです。

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ドイツの港町をモデルケースに

地元経済の活性化は、地元の合意を取り付けるには最も効果的な策。原子力発電所の建設もこの手法を使ってきました。

とは言え、街の景観が失われ、海の生態系が変わるのは不安だといった反対意見は一方であることは事実。ので、今後この点の合意形成をしていくのが今後の課題とも言えます。

ドイツのある港町では、戦後、米軍の駐留地として栄え、漁業も造船所もウハウハ状態でしたが、時が経つにつれて衰退。人口も減少し、ニッチモサッチモ行かない状況の中で、風力発電を誘致をしたことで見事復活しました。

このような成功モデルを参考に、秋田県の各自治体は今まさに奮闘中。日本の成功モデルにもなれば、秋田県が日本の風力発電のメッカともなりえるわけです。

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自然エネルギーの普及もこれから

太陽光発電ばかりに目が行きがちな自然エネルギーですが、今後も風力発電も注目を集めることでしょう。

今回紹介した秋田県の他に、北海道、九州でも風力発電は進められており、この3者で2040年目標の洋上風力の8割を示しているようです。

現在、幅を利かせている石炭火力からスムーズに風力発電に移行させていくためにも国によるさらなる手厚い支援が必要かなと思った次第です。

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