保険のおばちゃんも通用しない
社会人になりたて頃、見慣れぬおばさんがデスク周りで来て先輩社員と談笑している様子を見て不思議に思いました。
取引先の方と思いきや、これが保険のおばちゃん。契約後も特に用事もないのに足繁く通い関係を継続させ、紹介をもらうという営業パターン。
が、セキュリティが厳しくなった昨今、この手の営業は封じられ、自宅訪問という迷惑な行為に移行しましたが、これもコロナ禍で完全に封じられ、為すすべなし。
てなわけで、遅まきながら保険屋さんもオンライン化を本格的に導入するようになりました。
進むオンライン化
既に新興のネットを介した保険屋さんはいましたが、対面重視の保険屋さん、この営業手法には否定的。
が、このコロナ禍ではそうも言ってられない。本意ではないものの、オンライン化を導入するにいたったのです。
飲食店向けコロナ保険登場
営業手法の変化と共に、取り扱う商材もコロナ対策のものを新発表。
例えば飲食店などで、スタッフまたはお客様でコロナ感染者が出た場合、休業補償をしてくれるというもの。
年間の保険料は約3万円。んで、1日当たり休業補償で10万円つくというもの。年間3万円で10万円というのはかなり魅力的に移ります。
店舗からの引き合いも多く、この短期間で商品化にこぎつけたというのは凄いこと。
飲食店側のコロナ対策もネット上で公開される、あるいは義務化するのでは?という話も聞きますし、ますます保険を利用する店舗が増えることでしょう。
リモートワーク保険も確かにありえる
コロナ禍で、働き方も大きく変わり、テレワークが一気に普及してきました。
気になるのはセキュリティ面。個人宅での仕事は会社と違い、セキュリティがユルユルの人も。
他にも働き方という面でのメンタルケアというのも今後大きな問題となってくるでしょう。
まだ商品化には至っていないものの、相談窓口を設置して体制を整えているとか。
いずれはリモートワーク保険なる商品が生まれてくれることでしょう。
どこもかしこも新常態
てなわけで、コロナ禍で保険屋さんも新常態への移行が着々と進んでいる感じがします。
飲食店のテイクアウトしかり、PCメーカーの在宅勤務向けPCしかり。
この先、思わぬ業界も、新常態に移行していくんでしょうね。それにしても動きが早いことに驚かされる毎日です。
コロナが収束しても、もう後戻りしないのか、それとも数十年後にやっぱり昔の仕組みが良いとなるのか。判断にするには、あと数十年待つこととなるでしょう。
その頃にはどんな風景が待っているのか、楽しみでなりません・・・。