そもそも銀行の務めとは・・・
銀行業務は預金を預かって、それを借りたい人に融資して、その差額で利益を得るというもの。ので、起業をするなり、お家を買うなり、クルマを買うなりで、銀行にお世話になるのです。
起業に関しては厳しいチェックがつきまとい、事業計画書を出したりと何かと面倒。その苦労もむなしく融資を受けられない残念な結果に終わることも。
んなこともあり、銀行とは異なる場で、お金を借りるという場が盛り上がっている、それが近年よく耳するクラウドファンディング。
金融業ではない異業種からの参入で成功を収めている企業もチラホラ。それなりに需要があることを示せた訳です。
これを見て、銀行側もやっと重い腰を上げ、あのソニー銀行がクラウドファンディングに参入することとなったのです。
そもそも先を行っていたソニー銀行
僕自身もお世話になっているソニー銀行。窓口業務は一切なくネットによるやりとりで、ソニーグループでは優等生。もう10年以上も続いています。
この成功を目にして、イトーヨーカドーやらイオンも銀行業務に進出しました。
という意味でいくと、常に新しいサービスを他社に先駆けて仕掛けていると言ってもいいでしょう。
ソニー銀行のクラウドファンディングはいかに
まず1発目として、家電ベンチャーのクラウンドファンディングの募集を始めました。1口5万円で申込受付期限前に募集枠が埋まったということで幸先いい感じです。
こちらの商品、クラウンドファンディングのくくりでいくと投資型というものに分類され、商品の量産などに必要な資金を集めたい起業家と、利回りの高い金融商品を欲する投資家をつなぐのもの。
一方、これまでのクラウンドファンディングは、商品やサービスの購入代金を先払いする購入型や社会貢献の意味合いが強い寄付型があり、それらとはちょいと異なる商品となっています。
利回り8%の優良商品
このソニー銀行の投資型クラウドファンディングですが、1000万-1億円の調達規模で、最大5億円まで。
今回の一発目の家電ベンチャーのクラウドファンディングは利回りが8%という超優良商品。
とは言うものの、それ相当のリスクを覚悟しなくてはならない。元本割れは当たり前の世界でしょ。
銀行によるクラウドファンディングが盛んになれば
クラウドファンディングの世界も、プレーヤーが多くなればなるほど、より商品も洗練されていくことでしょう。
しかも信用力で勝る銀行系の参入が増えれば、より活性化されることは間違い無し。
日本の起業も多少なりとも活性化していくのではないでしょうか。
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